どすらぼ

ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

*

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

トラックボールの操作性を上げるアイテム

   

かなり少ないとは思いますが、ゲーミングマウスとしてトラックボール型マウスを使用している方もいるでしょう。

トラックボール型マウスは、慣れさえすれば非常に強力なツールですが、長年使っていると「ボールの滑り」が悪くなってきます。

ボールの滑りが悪くなると、一気に操作性が低下するので、定期的なメンテナンスは欠かせません。そこで今回は、トラックボールの操作性を上げるアイテムをいくつか紹介します。

トラックボールのメンテナンスは「摩擦」を意識する

まず、トラックボールの仕組みですが、トラックボールを支えているのが「支柱」か「ベアリングローラー」かで異なってきます。

支柱は、埋まっている部分の下側のほうに小さな柱が設置してあり、トラックボールをマウス本体から若干浮かせるように支えているのが特徴。

支柱を設けることでトラックボールとマウス本体の設置面積を小さくし、摩擦を小さくすることで回転させているわけですね。

これに対してベアリングローラーは、支柱がある場所にベアリングローラーが埋め込まれており、これが転がることで摩擦を減らし、トラックボールが回転するようになっています。

どちらも「摩擦を減らす」ことが大切であり、逆に言えば何らかの理由で摩擦が増えてしまうことが、操作性の低下につながっているわけです。

トラックボールのメンテナンス方法

では具体的なメンテナンス方法を解説します。前述のようにトラックボールは2つの仕組みがあり、仕組みによってメンテナンス方法が変わってきます。

まず支柱式から。支柱式の場合は、ボール自体の滑りをよくすることに意識すべきです。ベアリングローラー式とは違い、ボール自体の摩擦が操作性に直結するので、ボールの滑りを良くするわけですね。

具体的には、ボール自体にグリースやクリーム状の物体を塗り込んだりします。しかし、これをやりすぎると当然のことながらベタつきが残り、操作性は良くなっても不快感が残ります。

そこで、ボール自体をコーティングしてしまう、という方法があります。車の窓ガラスには水弾きをよくするためにコーティングを行うことがありますが、これと同様のことをトラックボールにもやるわけです。

おすすめは、シリコン系の揮発性の高い潤滑剤やフッ素系のコーティング剤。シリコンはすぐに流れ落ちてしまうこともあるので、耐久性重視ならばフッ素系のコーティング剤ですね。

入手性が良いものとしては、

・CUREの「クレポリメイト」
・ボナンザの「ボナンザ ワンタッチ」

などが挙げられるます。

どうしても入手できなければ、CUREのシリコンスプレーも良いですね。また、同じくCUREのドライファストルブもなかなか効きます。

逆にベアリングローラー式の場合は、ボール自体よりもベアリングローラーのメンテナンスを重点的に行います。ベアリングローラーに前述のコーティング剤や潤滑剤を塗り込み、摩擦を減らすわけです。

現在はベアリングローラー式のほうが主流だと思いますので、トラックボールを外してコーティング剤を塗りこみ、適度に回転させる……という方法になると思います。

トラックボールも劣化する

トラックボールは、長年使っていたり、定期的に取り外して丸洗いしたりすると、表面の滑りが悪くなることがあります。

ボール自体は滅多なことでは傷つきませんが、やはり経年劣化による滑りの悪化は避けられないでしょうね。フッ素系コーティング剤はシリコンスプレーはホームセンターで簡単に入手できるので、1本は備えておいてもよいでしょう。

 - ブログ