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PCパーツの状態「バルク」「リテール」「アウトレット」「ジャンク」の違い

   

PCパーツの状態を表す言葉として「バルク」「リテール」「アウトレット」「ジャンク」の4つがあります。

これらは全く異なる状態なのですが、ネットでは「新品」「中古」とざっくりまとめてあることが多いですね。

今回はネットでPCパーツを購入する方に向けて「バルク」「リテール」「アウトレット」「ジャンク」の違いを説明します。

バルク(Bulk)

バルク品は、簡易包装で提供されるPCパーツであり、メーカーが小売用にパッケージングする前に業者や大量購入者向けに販売されます。

通常、箱やマニュアル、ドライバーディスクなどが付属せず、最低限の保護材や静電防止袋に包まれています。

メリットとしては、リテール版よりも安価に購入できる点が挙げられます。また、製品自体の性能や品質はリテール版と変わらないため、コストパフォーマンスが高いです。

しかし、リスクとしては、保証期間が短かったり、場合によっては保証がないことがあります。さらに、取り付けに必要なアクセサリーやマニュアルが不足している場合もあります。

例えば、IntelやAMDのCPUがバルク品として販売されることがあり、価格が抑えられる反面、クーラーが付属しないことが多いです。

バルクのメモリモジュールも同様に簡易包装で提供されるため、リテール版よりも安価ですが、保証やサポートが少ないことがあります。

リテール(Retail)

リテール品は、小売店で一般消費者向けに販売されるPCパーツです。メーカーが公式にパッケージングし、必要な付属品やマニュアルが全て揃っています。

このタイプの製品のメリットは、完全なパッケージが提供されることです。箱、マニュアル、ドライバーディスク、必要なケーブルやアクセサリーが全て含まれているため、安心して使用できます。

また、通常バルク品よりも長い保証期間が提供されるため安心感があります。一方、リスクとしては、バルク品に比べて高価である点が挙げられます。

また、時には必要のない付属品が含まれていることもあります。

リテール版のCPUには、メーカー純正のクーラーや取り付けガイドが付属しています。メモリモジュールもリテール品の場合、保証書や取扱説明書が付属し、長期のメーカー保証が提供されるため安心して購入できます。

アウトレット(Outlet)

アウトレット品は、在庫処分品や展示品、旧モデルなどが該当します。通常は未使用品ですが、パッケージが開封されていたり、わずかな傷がある場合があります。

アウトレット品のメリットは、新製品に比べて割引価格で購入できる点です。未使用品であるため、性能や品質は新品とほぼ同じです。ただし、リスクとしては、限定的な保証しか提供されない場合があり、外観に小さな傷や使用感があることも考えられます。

例えばアウトレットのCPUは、在庫処分品として割安で提供されることがあり、性能は新品と変わりません。メモリモジュールも、アウトレット品として割安で提供されることが多く、特に旧モデルの場合は大幅な値引きが期待できます。

ジャンク(Junk)

ジャンク品は、動作保証がない、あるいは故障している可能性があるPCパーツです。主にパーツ取りや修理目的で購入されます。

メリットとしては非常に安価なこと。技術や知識があるユーザーにとっては、修理やパーツ取りで活用できる可能性があります。

一方で動作しない可能性もあり、返品や交換はできません。また、修理が必要な場合、そのコストや手間が発生します。

ジャンクのCPUは、動作確認がされていないため動かない可能性があります。メモリモジュールも、ジャンク品として購入すると動作しない場合があり、修理や代替品が必要となる可能性があります。

初心者ならアウトレットまで

ということで、初心者ならば手を出してよいのはせいぜい「アウトレット」までですね。

個人的な意見を言えば、バルクまでにしておいたほうが無難です。CPUならクーラーがつくリテールをおすすめします。

最近のリテールクーラーは出来が良いので、OCをやらない限りは十分な性能を持っていますから。ちなみにジャンクは「修理スキルがある方のみ」おすすめです。

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