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光学ドライブ市場は年々縮小。本当に光学ドライブは不要なのか?
PCに光学ドライブを搭載しない人がどんどん増えています。ノートPCはまだしも、デスクトップPCに光学ドライブを搭載する人は、私の周囲でもほとんどいなくなりました。
実際に光学ドライブ市場はどんどん縮小しているそうです。しかし、本当に光学ドライブは不要なのでしょうか。
縮小しつづける光学ドライブ市場
光学ドライブ、厳密にいえば記録用メディアドライブの市場は、年々縮小が進んでいるようです。
NIKKEI COMPASSの情報によれば、2021年度の光ディスク装置出荷額は12%減とのこと。
おそらく前年比で12%減ということなので、かなりの減少幅ですね。ちなみに近年はクラウドサーバーや小型大容量のUSBメモリなどが発達したことで、市場は縮小が続いているとのこと。
つまり、すでに世の中では「データを手元に置いておく」という使い方が一般的ではないのかもしれません。
考えてみれば光学ドライブはほとんど使わない
実際に自分の生活を振り返ってみても、光学ドライブを利用するシーンはほとんどありません。
私のメインマシンにはブルーレイドライブが、サブマシンにはDVDドライブが搭載してありますが、使用したのはOSをインストールする時くらいですね。
書き込みに関してはもう10年くらい使っていないと思います。OSに関しても近年はサイトからDLしてUSBメモリでリカバリメディアを作る方法が主流ですし、光学ドライブの出番はほとんどありません。
あるとすれば、ブータブルメディアとして直接起動する場合ですが、これも緊急用ですからよほどのことがない限り使わないと思います。
しかし、一部では「まだまだ光学ドライブは必要」という声もあります。果たしてどのようなケースなのでしょうか。
光学ドライブが活躍するシーンは?
私の周囲で最も多かったのは、「PCとは全く別の場所に、かつオフライン状態でデータを保管したい場合に便利」という意見。
これは光学ドライブというよりはDVDなどのメディアが持つ力なのですが、確かに言われてみればそのとおりです。
光学メディアは、「書類」の代替品としての役割が強くなっており、データを物理的な媒体に保管しておけること自体が強みなのです。
すべてをオンライン上に集約してしまうと、ネットワークに問題が発生した際にデータにアクセスできなくなります。
また、USBやSSDはPCが無ければデータにアクセスできませんが、DVDなどの光学メディアは再生する環境さえあればOKです。
あとは、古い動画や資料の多くが光学メディアに保存されているので、それらを再生する場合にも使いますね。公的機関ではいまだにCD-ROMやDVD-ROMでデータのやり取りを行うこともありますから。
かつて、フロッピーディスクも同じような道をたどりましたが、意外と息が長く、つい数年前まではたまに見かけたくらいです。
ロストテクノロジーになることは間違いないでしょうが、かといって一気に無くしてしまうのは危険な気がしますね。やはり重要なデータほど、多様な保管方法で守っておくべきです。
一方で、ゲーミングPCに必要か?と言われると、ほぼ必要ありません。私も次のマシンでは光学ドライブを載せないことにしていますし、パーソナルな用途ではもう役割を終えたと思っています。