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USB規格の違いと転送速度について
USBが本格的に普及し始めたのは1990年代の後半だったと思います。
USBが今や、PCに無くてはならないインターフェースです。しかし、規格が乱立しすぎていて、どれがどの程度の性能を持つのかわかりにくいことも事実。
そこで、USB規格の違いと転送速度についてまとめてみました。
USB規格の違いと転送速度の一覧
USB1.0が発表されたのは1995年のことで、それ以降は数年おきに新しい規格が登場しています。
2021年時点はUSB3.1あたりが主流かとおもいますが、2013年には「USB3.1 Gen2」が、2017年には「USB3.1 Gen2×2」などが登場しており、かなり複雑な状態です。
そこで、USBの規格を整理しつつ、その性能も把握しておきましょう。
USB1.0
1995年登場、最大転送速度12Mbps
USB1.1
1998年登場、最大転送速度12Mbps
USB2.0
2000年登場、最大転送速度480Mbps
USB3.0(USB3.1 Gen1およびUSB3.2 Gen1と同義)
2008年登場、最大転送速度5Gbps
USB3.1 Gen1
2013年登場、最大転送速度5Gbps
USB3.1 Gen2(USB3.2 Gen2と同義)
2013年登場、最大転送速度10Gbps
USB3.2 Gen1
2017年登場、最大転送速度5Gbps
USB3.2 Gen2
2017年登場、最大転送速度10Gbps
USB3.2 Gen2×2
2017年登場、最大転送速度20Gbps
USB4 Gen3×1
2019年登場、最大転送速度20Gbps
USB4 Gen3×2
2019年登場、最大転送速度40Gbps
鉄板は「USB3.1 Gen2=USB3.2 Gen2」
このように、USB3.0以降が結構複雑になっていることがわかります。
覚えるのが面倒な場合は、
「USB3.0=USB3.1 Gen1=USB3.2 Gen1=最大転送速度5Gbps」
「USB3.1 Gen2=USB3.2 Gen2=最大転送速度10Gbps」
「USB3.2 Gen2×2=USB4 Gen3×1=最大転送速度20Gbps」
という3パターンをメモしておくとかなり楽になると思います。2021年ならば「USB3.0=USB3.1 Gen1=USB3.2 Gen1」か「USB3.1 Gen2=USB3.2 Gen2」が入手性も価格もこなれているでしょうね。
個人的には「USB3.1 Gen2(最大転送速度10Gbps)」が容量や速度、価格のバランスから使いやすいと思います。
USB4については、まだそこまでPC側に普及していないのと価格の高さから、今はあまり気にしなくてもいいのではないかと。
ゆくゆくはUSB4が主流になっていくかと思いますが、現在主流となっているUSB3.1世代は2013~2017年に作られた規格であり、規格が発表されてから普及までは5~7年のタイムラグがあります。
USB4 Gen3×2が当たり前になるのは2020年代の中ごろかなと予想していますから、今はまだUSB3.1 Gen2かUSB3.2 Gen2のどちらかを買っておいても全く問題ないと思いますよ。