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ノートパソコンを持ち運ぶときに注意したいモダンスタンバイとは
Windowsはスマホやタブレットのようにスリープからすぐに復帰して使えるように様々な機能を開発してきた歴史があり、以前はコネクテッド スタンバイ等と呼ばれていましたがWindows10ではモダンスタンバイという名称で実装されています。
スタンバイ状態でも通信を行い、ユーザーへ通知を出すなどスマホと同じような利用体験を可能にしてくれる機能ではありますが、その分バッテリー消費が増えモバイルユーザーにとっては悩みの種になることもあります。
そこで今回は、ノートパソコンを持ち運ぶときに注意したいモダンスタンバイについてご紹介します。
モダンスタンバイ時もパソコンは定期的に通信し、ストアアプリも動作を止めない
モダンスタンバイはスマホの用にバックグラウンドであらゆる機能が動作し続けることが特徴であり、仮にファイルのダウンロード中やストアアプリで音楽を再生中でもスリープ状態のまま継続されます。
一般的なデスクトップソフトウェアはモダンスタンバイに対応していませんが、数十秒間隔でインターネットへの接続を行い続けるため通知を受け取ることは可能です。
Windows Updateもモダンスタンバイ時に実行され、突然バッテリーが減る要因になる
便利に思えるモダンスタンバイですが、未適応のWindows Updateがある際はダウンロードとインストールが自動的に実行される仕様になっています。
これはユーザーが意図しない間にバッテリーを大量に消費することに繋がり、CPU性能が低い機種ほどアップデートに時間を要するため影響は大きくなります。
また前述の数十秒間隔でインターネットへ接続する機能も長時間行えばバッテリー残量をさらに削る要因にもなり、ノートパソコンを持ち運ぶ際はシャッドダウンしない限りバッテリーが減り続けるという現象が発生します。
モダンスタンバイは有効・無効の切り替えがほぼ不可能
モダンスタンバイはWindows OSとハードウェアの各種機能で成り立っており、マザーボードメーカーがモダンスタンバイを使用可能にする為の設定情報をUEFIへ埋め込んでいます。
Windowsはこの設定情報を反映するため、モダンスタンバイを無効にする方法がなくユーザーは選択できない状況にあります。
なおモダンスタンバイが有効なパソコンではコマンドプロンプトで「powercfg /a」を実行すると有効なスリープ状態一覧へ「スタンバイ (S0 低電力アイドル)」が表示されます。
まとめ
コンセントから給電している状態なら便利なモダンスタンバイですが、外出先などへ持ち出す際には意図しないバッテリー消費が起きることは止めようがありません。
ユーザーは完全シャットダウンしてバッテリー消費を抑える以外に対処方法がありません。もし、バッテリー性能が落ちている場合はスタンバイ状態で持ち歩きせず、シャットダウン状態で移動することがおすすめです。