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トラックボールの操作性を上げるアイテム
かなり少ないとは思いますが、ゲーミングマウスとしてトラックボール型マウスを使用している方もいるでしょう。
トラックボール型マウスは、慣れさえすれば非常に強力なツールですが、長年使っていると「ボールの滑り」が悪くなってきます。
ボールの滑りが悪くなると、一気に操作性が低下するので、定期的なメンテナンスは欠かせません。そこで今回は、トラックボールの操作性を上げるアイテムをいくつか紹介します。
トラックボールのメンテナンスは「摩擦」を意識する
まず、トラックボールの仕組みですが、トラックボールを支えているのが「支柱」か「ベアリングローラー」かで異なってきます。
支柱は、埋まっている部分の下側のほうに小さな柱が設置してあり、トラックボールをマウス本体から若干浮かせるように支えているのが特徴。
支柱を設けることでトラックボールとマウス本体の設置面積を小さくし、摩擦を小さくすることで回転させているわけですね。
これに対してベアリングローラーは、支柱がある場所にベアリングローラーが埋め込まれており、これが転がることで摩擦を減らし、トラックボールが回転するようになっています。
どちらも「摩擦を減らす」ことが大切であり、逆に言えば何らかの理由で摩擦が増えてしまうことが、操作性の低下につながっているわけです。
トラックボールのメンテナンス方法
では具体的なメンテナンス方法を解説します。前述のようにトラックボールは2つの仕組みがあり、仕組みによってメンテナンス方法が変わってきます。
まず支柱式から。支柱式の場合は、ボール自体の滑りをよくすることに意識すべきです。ベアリングローラー式とは違い、ボール自体の摩擦が操作性に直結するので、ボールの滑りを良くするわけですね。
具体的には、ボール自体にグリースやクリーム状の物体を塗り込んだりします。しかし、これをやりすぎると当然のことながらベタつきが残り、操作性は良くなっても不快感が残ります。
そこで、ボール自体をコーティングしてしまう、という方法があります。車の窓ガラスには水弾きをよくするためにコーティングを行うことがありますが、これと同様のことをトラックボールにもやるわけです。
おすすめは、シリコン系の揮発性の高い潤滑剤やフッ素系のコーティング剤。シリコンはすぐに流れ落ちてしまうこともあるので、耐久性重視ならばフッ素系のコーティング剤ですね。
入手性が良いものとしては、
・CUREの「クレポリメイト」
・ボナンザの「ボナンザ ワンタッチ」
などが挙げられるます。
どうしても入手できなければ、CUREのシリコンスプレーも良いですね。また、同じくCUREのドライファストルブもなかなか効きます。
逆にベアリングローラー式の場合は、ボール自体よりもベアリングローラーのメンテナンスを重点的に行います。ベアリングローラーに前述のコーティング剤や潤滑剤を塗り込み、摩擦を減らすわけです。
現在はベアリングローラー式のほうが主流だと思いますので、トラックボールを外してコーティング剤を塗りこみ、適度に回転させる……という方法になると思います。
トラックボールも劣化する
トラックボールは、長年使っていたり、定期的に取り外して丸洗いしたりすると、表面の滑りが悪くなることがあります。
ボール自体は滅多なことでは傷つきませんが、やはり経年劣化による滑りの悪化は避けられないでしょうね。フッ素系コーティング剤はシリコンスプレーはホームセンターで簡単に入手できるので、1本は備えておいてもよいでしょう。