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ハイエンド・エンスージアスティック向けハードウェアとは

   

ゲーミングPCは民生向け製品の中でもハイスペックな部類に入りますが汎用性を重んじる故に性能を犠牲にしている面もあります。

そこでヘビーユーザーやオーバークロッカーの需要に応えるため真の高性能プラットフォームとしてハイエンド・エンスージアスティック向けハードウェアが存在します。

今回はハイエンド・エンスージアスティック向け製品と一般的なゲーミングPCとの違いについてご紹介します。

ハイエンド・エンスージアスティック向けハードウェアは高品質・高耐久

ハイエンド・エンスージアスティック向けハードウェアは一般的なゲーミングPCよりも高い価格設定ですが民生向け製品の最上位モデルとしてその高性能を裏打ちする高品質・高耐久性を備えています。

マザーボードひとつ取ってもサーバーマシンで使われるECCメインメモリへ対応することで高い信頼性を確保しています。一般的なパソコンで使われるnon-ECCメインメモリと違い、ECCメインメモリではメモリデータの保護やエラーの検出訂正を行うことができ長時間の安定動作が見込めます。

ハイエンド・エンスージアスティック向けハードウェアは性能を追求

ハイエンド・エンスージアスティック向けCPUはソケット形状が一般的なゲーミングPCと異なり互換性がありません。その代償としてIntel Core i9やAMD Ryzen Thread Ripperといったコア数とスレッド数を大幅に増やした高性能な専用モデルを搭載することが出来ます。

ゲーミングデスクトップPCで多く採用されているCore i7シリーズより1.5倍以上高い性能を発揮することもあるIntel Core i9やAMD Ryzen Thread Ripperはあらゆる場面で活躍します。

さらにオーバークロックにも対応しており定格使用よりもさらに高いパフォーマンスを期待できます。またメインメモリもデュアルチャンネルはもちろん4枚同時に使用するクアッドチャンネルに対応しています。

メインメモリへのアクセス速度がほぼ2倍のデュアルチャンネルに対しクアッドチャンネルは約4倍のアクセス速度を実現します。メインメモリの速度はDDR4世代に至ってもまだまだ不足しており、高速なDDR4をさらにクアッドチャンネルで運用することでゲームパフォーマンスを含め様々処理が高速化されます。

そしてマザーボード内部の各部品同士の接続速度も高速化されたことでグラフィックボードの4枚同時使用という金額も性能も極めて高い構成も実現できるのはハイエンド・エンスージアスティック向けマザーボード最大の特徴です。

まとめ

ハイエンド・エンスージアスティック向けプラットフォームは一般的なゲーミングPCを遙かにしのぐスペックを誇りますが価格も非常に高くBTOメーカーでも取り扱いは多くありません。

しかし最高のゲームプレイを実現する一番の近道であり、購入後も一般的なゲーミングPCよりも長く現役で使い続けることができるためコストパフォーマンスが悪いとは一概には言えません。

もしゲーミングPCの買い換えやはじめて購入を検討されているならその高いスペックと価格をよく比べてみることをお勧めします。

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