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マニア向け?分割キーボードのメリット
マニアックなPC周辺機器のひとつに「分割キーボード」があります。ゲーミングギアというわけではないようですが、ゲーマー以外で使っている人を見たことがありません。
見た目は明らかに使いにくそうなのですが、本当にメリットがあるのでしょうか。今回は分割キーボードのメリットなどを紹介します。
分割キーボードの一般的なメリット
まず、分割キーボードの一般的なメリットを見てみましょう。
手首・肘の負担が軽減される
通常のキーボードは、手首や肘を曲げた状態で入力を行うため、長時間の使用で手首や肘に負担がかかることがあります。
しかし、分割キーボードは左右に分かれているため、手首や肘の位置を固定せずにすみ、結果的に負担が軽減されるとのこと。
また、キーボードを肩幅に合わせたり、左右の角度を変えたりすることができるため、凝りが発生しにくいでしょうね。
手指の運動量が減る
分割キーボードは、通常のキーボードよりもキーの配置が近いです。つまり、手と指の移動が少なくて済み、長時間の入力作業でも疲れにくいのだとか。
カスタマイズ性が高い
分割キーボードは、キーの配置や配列を自由に変更できるタイプが多いですね。指の長さやクセに合わせて配置を変えられるので、自分に合った入力環境を作りやすいわけです。
ユーザーが好みのレイアウトに変更できるキーマップを使えば、さらに自由度の高い環境づくりができるでしょう。これは確かにゲーミング向き。
入力速度の向上
キーの配置が近い、手首や肘の負担が少ないといったメリットが合わさることにより、結果的に入力速度の向上が見込めるそうです。
実際に分割キーボードを愛用している私の友人は、通常のキーボードよりもタイピングスピードが速くなります。初めて見たときはかなり驚いたのですが、肩と肘の位置が自由なのが功を奏しているようでした。
分割キーボードのデメリット
一方、デメリットとしては下記が挙げられるとのこと。
操作習熟に時間がかかる
独特なキーの位置関係や距離、タッチタイピングのクセの矯正が必要といった理由から、習熟に時間がかかるようです。
しかし、日常的に文字を打つ人間なら1か月程度でかなり慣れるだろうというのが友人の意見でした。特に両腕をキーボードに向かって八の字にする必要がないことは、想像以上に快適なようです。
ただし、Y・U・I・Oのように頻繁に使う&キーボードの中心近くにある文字の入力に慣れるまでは、結構イライラしたそうで……。また、数字の「6」を左右どちらの手で打つかでも使い勝手が違うとか。
6までを左手で打てるようになっていると、スムーズに移行できるかもしれません。このあたりは個人差がありそうですね。
膝上などで使いにくい
普通のキーボードであれば膝上や床に移動させても使うことができますが、分割キーボードはなかなか難しいです。
特に膝上は不安定ですから、両膝に分割キーボードを乗せたまま扱うにはかなりのコツが必要ですよね。事実上、デスク専用と言えそうです。
高価格である
分割キーボードに廉価モデルはほとんどありません。最も安いモデルでも1万円台前半、ボリュームゾーンは2万円~3万円ですね。
ミドルハイ以上のゲーミングキーボードが買えてしまう価格帯ですから、コストパフォーマンスという意味では微妙かもしれません。
慣れると「最強のゲーミングギア」になる?
友人曰く「キーボードの位置に体を合わせなくてよいので、一旦なれると病みつきになる」とのこと。
しっかり使い方を習熟すれば、最強のゲーミングギアになるかもしれないとも言っていました。右手は常にマウスで左手は移動、というFPSスタイルなら左手部分のみを活用すればよいですしね。
レイアウトが自由というのはかなり魅力的なので、私も近いうちに分割キーボードに挑戦してみたいと思います。