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WEBサービスに登録するリスクと匿名で使えるWEBサービス

   

ユーザーのあらゆるデータを集めて活用するビッグデータの運用を巡り様々な企業が覇権争いを続けていますが、ビッグデータの元となるユーザーデータの漏洩や無許可での使用という事件が相次いでいます。中にはプライバシーの侵害に関わる内容が漏洩したにも関わらず十分な補償がないケースもあり、無料でサービスを受けられるからといって安易に個人情報を登録することの恐ろしさが改め周知されるようになりました。そこで今回はWEBサービスに登録するリスクと匿名で使えるWEBサービスについてご紹介します。

有名なWEBサービスだから安心とは限らない

SNS大手のFacebookではユーザーパスワードを社員なら誰でも閲覧可能なほどずさんな管理体制だった上に数千万件の情報流出がありました。流出した個人情報はネット上で販売されるなど極めて深刻な事態に発展しましたがユーザーへの補償はありません。またメールで添付できない容量のファイルを預ける「宅ふぁいる便」もアカウントを暗号化せずに保管していたためユーザーのアカウントが約500万件流出しています。他にも様々な企業が個人情報を適切に管理していなかったために流出や漏洩に発展しましたが、そのほとんどがユーザーへの補償がないまま救済されていません。

WEBサービスに登録するメールアドレスやパスワードの使い回しが危険

以前からパスワードの使い回しは危険と言われてきましたが、メールアドレスやIDの使い回しも同等のリスクがあります。もしひとつでもアカウントが漏洩すると他のWEBサービスも乗っ取られる・不正請求に悪用される可能性が高くなります。WEBサービスを登録する際はメールアドレスを統一した方が管理は楽ですが、いざという時に芋づる式に攻撃されるリスクを抱えることになります。

個人情報を登録せずに使えるWEBサービスが増加傾向

大手WEBサービスの相次ぐ不祥事を受け、登録なしで同等以上のWEBサービスを提供する企業が増え始めています。さらにはAppleのように積極的にユーザー情報を収集しない方針を打ち出す企業も出てきており、これまでのビッグデータありきのIT業界に変化が生まれ始めています。ユーザーもWEBサービスを選ぶ際は個人情報をどう扱う企業が運営してるのか見極めなければなりません。

登録なしでメールを受信できるフリーメールでユーザー登録すれば漏洩知らず

メルアドぽいぽい」や「クイックメール」などユーザー登録をせずにメールの受信できるWEBサービスがあり、一時利用はもちろんメール登録が必須なWEBサービス申込時に利用できます。気軽に使える上に漏洩しても普段使いのメールアドレスと分離されており安全です。

ファイルのやり取りは匿名でできる時代になった

Firefox Sendなどユーザー登録なしでファイルを預けて配布可能なサービスが増えており、ダウンロード回数や有効期限・パスワード認証など細かく指定することが可能です。もちろんサーバー側のハッキングを想定してファイル圧縮時にパスワードをかけることは必須ですが、ユーザー情報が流出するリスクはありません。

まとめ

ユーザー情報が漏れるリスクを0にすることは困難ですが、ユーザー登録が不要なサービスに切り替えるだけでその可能性を大幅に下げることは可能です。ビッグデータを活用するためにユーザーデータを収集する企業に非難が集まっていますが、そもそもユーザーがそのような企業が運営するWEBサービスを利用しなければ被害に遭うこともありません。ユーザー登録をする際は漏洩するリスクと個人情報に対してどのように向き合っている企業なのかよく調べることをおすすめします。

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