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往年の名機ローランド TR-808をソフトウェア化+アップグレードされ無償公開されたRC-808

   

音楽業界で伝説的なシンセサイザー等の名機は度々復刻版がリリースされますが、楽曲の作成はソフトウェア上で行うことが一般化しておりソフトウェアで復刻されるケースも珍しくありません。

楽器メーカーのローランドも電子楽器に加え、電子楽器をエミュレートしたソフトウェアも販売しており往年の名機の数々をDTM上で操作可能です。ローランド 社製TR-808も世界的にヒットしたリズムマシンであり、すでにソフトウェア化され発売済みですがTR-808開発メンバーによって独自にソフトウェア化され無償で公開されています。

そこで今回は往年の名機ローランド TR-808をソフトウェア化+アップグレードされ無償公開されたRC-808についてご紹介します。

TR-808の開発者が再開発し無償公開

TR-808はリズムを簡単にプログラミング可能なリズムマシンとして登場し、発売後40年を経てもなお名機として語られており、実機は数十万円で取引されています。

もちろん、製造元であるローランド自身によりTR-808はソフトウェア化され有償で提供されていますがRC-808との違いはTR-808開発メンバーによるアップグレードにあります。

40年前の開発当時のハードウェアでは性能不足や市販価格を抑える等のために搭載出来なかった機能が多々あり、RC-808ではそれらの機能が全て搭載されています。

さらにTR-808開発メンバーの意向で無償公開されており、誰でも自由に往年の名機のサウンドを扱うことが可能です。

単独で動作するスタンドアローン版と他のDTMソフトウェアと連携するプラグイン版がリリース済み

RC-808はWindows版とMacOS版がリリースされており、単独で動作するスタンドアローン版とDTMソフトウェアから操作するためのVST3プラグインが存在します。

全て操作方法のマニュアルがダウンロード可能でDTM初心者でも導入に迷わないところも嬉しいポイントです。

実機の収録音源は使わないリアルなサウンドはRC-808ならでは

通常、電子楽器をソフトウェア化する際には実機の音を録音し、その音をソフトウェア制御で再生する手法が使われます。発売後40年以上経過したTR-808の場合、コンデンサの劣化などで新品だった頃の音と同じ音は出せません。

その為RC-808では設計当時と同じ手法をソフトウェア上で実現し、収録音源を一切使わないリアルなサウンドを味わうことが可能になっています。

まとめ

TR-808はピコ太郎のペンパイナッポーアッポーペン等でも使われており、多くのユーザーに愛されている名機のひとつです。

現在の価値で約40万円以上とも言われるTR-808の正統進化版とも言えるRC-808が無償で使えるなら音楽ファンやこれからDTMを始めようとしているユーザーにとってこれ以上のメリットはないのではないでしょうか。

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