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Microsoftが無料提供しているOCR機能があるソフトウェア

   

OCRは様々な分野で活躍していますがMicrosoftも積極的に取り入れており、Office365はもちろん無償で提供しているソフトウェアでもOCR機能を実装しています。

以前はOCRソフトウェアを別途購入する必要がありましたが、個人用途ならコストをかけずにあらゆるものを電子化できてしまいます。そこで今回はMicrosoftが無料提供しているOCR機能があるソフトウェアについてご紹介します。

スマホで撮影した写真からそのままOfficeデータ化するならMicrosoft Office Lens

Microsoft Office LensはMicrosoft ストア版に加え、iOSとAndroid向けにもリリースされている無料アプリです。基本的には画面上に表示されるガイドに合わせて写真を撮影し自動認識させます。

通常OCRでは画像のゆがみや傾きがあると文字として認識できませんでしたが、Lensアプリでは気にする必要がない点が最大のメリットです。認識させたデータはPDFかWord・PowerPoint・OneNoteへ取り込み可能です。

唯一Excelへは取り込みできませんが簡単な表ならWordへ取り込んだ後にExcelへコピーする方法があります。なお、撮影済みの写真からOCRを試みることも可能ですが精度は低くく、カメラ性能はパソコンよりもスマホの方が優秀なことが多いため適宜スマホで撮影する方法が確実です。

画像を取り込み済みならOne Driveへ保存するだけで自動でテキスト検索可能に

Lensアプリは画像を一枚一枚取り込むため、大量の画像をまとめてOCRにかけるならOneDriveへアップロードすると手間がかかりません。リアルタイムで処理されるわけではありませんが、OneDriveへ画像をアップロードすると全自動でOCRで読み取りされて画像ファイルにテキスト情報が付加されます。

資料として検索したい書籍などをまとめてスキャンし、後日テキスト検索で必要な部分だけをWordへ引用するといった使い方ができる上に画像の分類までできてしまいます。但し他の方法と違ってOCRが適応されるまで1日近くかかることもあるため時間にゆとりを持って利用しなければなりません。

特定の画像だけテキスト化するならOneNoteへ貼り付ける

以前はOfficeスイート製品に付属していたOneNoteですが、現在では無償でWindowsはもちろんiOSやAndroidでも利用できます。OneNoteもOCR機能を有しており、ノートへ画像を挿入するとその画像から活字を認識しクリップボードへコピーすれば資料作りが早くなります。

辞書による補正がないため本格的にOCR機能が必要ならOCRソフトウェアを購入するべき

手間いらずで簡単にOCR機能を試せるという意味ではMicrosoftが提供するツールはとても優秀ですが、有償のOCRソフトウェアが得意とする辞書データを使った認識率の向上はありません。

そのため日本語としてはおかしなままテキスト化されたり漢字が間違っていたりなどということが起きやすくビジネス用途には向かないという一面があります。特に人名で使われる旧漢字や記号には弱いため、ミスが許されないようなビジネスシーンでは別途OCRソフトウェアを購入するべきです。

まとめ

無料で手軽にテキスト化できるMicrosoftのツールは今までOCRを使ったことがないユーザーにとって魅力的なものであることは間違いありません。全て自動で処理してくれるため、予備知識なしでOCR機能を活用できるこれらのアプリを使えば資料を見ながら入力し直す必要がなく大幅な時間短縮に繋がります。

本格的に電子化するなら辞書補正や図表の再現性など有償のOCRソフトウェアが必要となるケースも多くありますが、まずはMicrosoftのツールからOCRを使い始めてみてその便利さを体験してみることをおすすめします。

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