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Microsoft ストアアプリのインストール先やユーザーフォルダの変更方法
Windows8から導入されたMicrosoft ストアアプリはAndroidやiOSなどスマホと同じ感覚で扱えるプラットフォームとしてWindows10や次期11でも採用され続けています。
アプリ数も増え続けており、オンラインゲームなど大容量のアプリも存在します。従来のWindows用ソフトウェアインストールであれば、インストール先を好きなドライブへ変更することがかのうでしたが、Microsoftストアアプリの場合は個別に変更できません。
さらに様々なストアアプリがユーザーが知らない間にインストールされてストレージを占有することも珍しくありません。そこで今回はMicrosoft ストアアプリのインストール先やユーザーフォルダの変更方法についてご紹介します。
Microsoftストアアプリは設定アプリでインストール先を変更可能
通常、Microsoftストアアプリは「C:\Users\taku\User\Local\Packages」と「C:\Program Files\WindowsApps」にインストールされています。
設定アプリを使うと別なドライブを指定することが出来るので、Cドライブの容量を節約したい場合やゲーム用の高速ストレージへインストール先を移したい際は有効です。
その際は「設定アプリ→システム→記憶域」と進み、「新しいコンテンツの保存先を変更する」を選択するとストアアプリの保存先を変更可能です。新しく指定されたドライブには必要なフォルダが3つほど作成され、設定後から有効になります。
ユーザーフォルダの移動も様々なシーンで役立つ
ストアアプリの保存先変更と同様の操作で「ドキュメント・ミュージック・ビデオ」フォルダも別なドライブを指定可能です。Raid構成で信頼性の高いストレージや増設された内蔵ストレージへユーザーフォルダを移動し、Cドライブの容量を節約できる以外にもいざという時のリスク分散やデータサルベージを容易にできるなど役立つシーンは多々あります。
特に低価格帯のパソコンやタブレットパソコンはメインストレージの容量が少ないため、補助としてMicroSDスロットを搭載しているモデルが多くユーザーフォルダをSDカードへ移し容量をコントロールできます。なお使用するSDカードは読み書き速度や書き換え寿命の点から産業用として流通しているグレードの製品がおすすめです。
各フォルダの変更後も元々のデータは自動で移動しない
設定アプリによるMicrosoftストアアプリのインストール/ユーザーフォルダの変更後、データの移動はユーザー自身で行う必要があります。
特にストアアプリは一度アンインストールし、再インストールしないと新しい保存先には移動できないため注意が必要です。ユーザーフォルダも元々のデータはそのまま残っており、ユーザーが操作しないとメインストレージを圧迫したままです。
まとめ
Windows10では設定アプリでシステムフォルダの変更が簡単になっておりWindows7や8と比較すると雲泥の差があります。ストレージの容量を管理する上でも設定の容易さは重要であり、何よりパソコン初心者にとっても失敗のリスクがなく安心です。
しかし指定できるのは物理ストレージのみで、OS側の制約からドライブレターを割り当てたNAS等へは設定できないという面もあります。それでも簡単で利便性が良いことには変わりなく、ストレージ容量に悩んでいるなら積極的に試してみることをおすすめします。