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ゲーミングPCにおけるパーツ価格内訳~グラボは何%?

   

PCでのゲーム体験において、グラボ(GPU)の性能は能力の大半を占めます。しかし年々高価格化するグラボが、果たしてPC全体の価格のどれくらいを占めるのかをしっかり把握している人は意外と少ない印象です。

そこで、ゲーミングPC1台のパーツ価格内訳に焦点を当て、どれだけの予算をビデオカードに充てるべきかについて紹介します。限られた予算内で最高のゲーム体験を手に入れるための参考にしていきましょう。

パーツ価格内訳の概要

まず、PC全体に占めるパーツごとの割合を見ていきましょう。以下は、私の経験とWebからの情報をもとに考察したパーツ別の価格構成比です。

価格内訳の例

まず主要パーツ(PCケース、電源、グラボ、CPU、CPUクーラー、SSD、マザーボード)の内訳をみていきましょう。(変動があるので合算しても100%にはなりません。)

PCケース: 5%
電源など: 9%
ビデオカード: 30~41%
CPUクーラー: 3%
SSD(ストレージ): 7%
マザーボード: 10~15%
CPU: 15~25%

ゲーミングPC1台のパーツ価格を分析すると、グラボ(GPU)が全体の3~4割を占めています。ハイエンドになるほどグラボの割合が上がっていく印象ですね。

CPUやマザーボードなども重要ですが、やはりグラボに投資する方が非常に増えたという印象があります。ちなみに15年ほど前は、もう少しCPUの割合が高かったように記憶しています。

また、マザーボードの割合も高くなりました。一昔前は、15万円のゲーミングPCなら1万円程度のマザーボードでも十分だったのですが、最近は3万円クラスがエントリーという位置づけなメーカーもあります。

個人的には、CPUやマザーボード、CPUクーラーのコストを削減し、その分をグラボに注ぎ込みたいのですが難しいですね。

とにかく、ゲーミングPCのパフォーマンスにおいてグラボが最もコストがかかるパーツであり、それなりの性能が欲しいのならば最低でも30%、理想は40%というところでしょうか。

グラボの性能ランクとモデル名まとめ

現在、PC向けGPUを製造しているNvidia、AMD、Intelの3社です。世代が重なったりモデルが増えていたりするので、性能ランクがわかりにくくなっていますよね。そこで、性能ランクとモデル名を大雑把にまとめてみました。

超ハイエンド

Nvidia: RTX 4090

ハイエンド

Nvidia: RTX 4080
AMD: RX 7900 XTX

アッパーミドル

Nvidia: RTX 4070 Ti, RTX 4070
AMD: RX 7800 XT, RX 7900 XT

ミドル

Nvidia: RTX 4060 Ti, RTX 4060
AMD: RX 7700 XT, RX 7600
Intel: A770

ローミドル

Nvidia: RTX 3050、GTX1660Ti、GTX1660SUPER
AMD: RX 6600, RX 6500 XT
Intel: A750

エントリー

Nvidia: GTX16シリーズ(GTX1660TiおよびSUPERを除く)
AMD: RX 6400
Intel: A380

IntelのArcシリーズがミドルクラスから登場していますが、コスパ的にはかなり微妙です。今後は進化していくのかもしれませんが、現状はまだまだNvidiaとAMDの2択。実際にはNvidiaの1択に近いかもしれません。

今回は記載しませんでしたが、RTX3060あたりがお買い得になってきそうなので、しばらくはこのあたりで凌ぐというのもひとつの手かなと。

あとはAMDのグラボが値下がりしたタイミングを狙うというのもアリですね。AMDのグラボは、定期的に隠れたコスパ最強モデルが登場するので、チェックする価値ありです。

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