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Windows10のキオスクモードとは

   

Windows10には様々な機能がありますが、ユーザーに指定したソフトウェアしか起動させないキオスクモードという機能があります。Windowsパソコンをデジタルサイネージや専用端末化出来る便利な機能ではありますが、あまり認知されていません。

しかしキオスクモードはあらゆるシーンで便利に使える仕組みを備えており、企業ユーザー・個人ユーザー関係なくそれぞれにメリットがあります。そこで今回はWindows10のキオスクモードについてご紹介します。

キオスクモード用にユーザーを作成し、ストアアプリを指定するだけで使用可能

キオスクモード利用時は専用のWindowsアカウントを作成し、Microsoftストアアプリをひとつだけ指定します。キオスクモード用のユーザーでログインすると指定したアプリのみが表示され、スタートメニューなど一般的な画面は全て非表示になります。

仮にMicrosoft Edgeを指定すると起動と同時にEdgeが全画面表示され、それ以外の操作は何もできません。ログアウトや電源を切る際はスタートメニューが使えない為、「CTRL + ALT + DELL」ショートカットキーから操作画面を表示させることになります。

キオスクモードはオープンスペースに設置する来訪者向けパソコンや操作を制限したい子供にも使える

キオスクモードは指定したアプリのみが表示され、OS側のインターフェースが触れないため勝手に設定を変えられたくない様々なケースで活用できます。

例えばカフェなどのオープンスペースに設置する検索用パソコンや、家庭内で子供のネットサーフィン時など許可した操作以外は出来ず管理者がパソコンを守りやすくなります。

以前は同様のことを実現するために専用のソフトウェア購入やOSのアップグレードが必要でしたが、Windows10の標準機能でコストをかけずにだれでも利用出来る点が最大のメリットです。

キオスクモードを使いこなすならWindows10 Pro以上で使えるグループポリシーが必須

キオスクモードをより使いこなす上で、グループポリシーを使いカスタマイズすれば活用の幅が広がります。通常、キオスクモードで許可できるのはストアアプリのみですが、グループポリシーを使えば従来の32bit、64bitソフトウェアを指定できるほか、スタートメニューの表示を許可することも可能です。

使用許可するソフトウェアを制限したいがファイル操作など一般的な操作を許可したい場合などに役立ちます。しかし、グループポリシーはWindows 10 Pro以上のエディションが必要であり、アップグレードには1万数千円のコストがかかります。

まとめ

Google Chromeなどブラウザもキオスクモード機能を持っており、Windows 10のキオスクモードと組み合わせることで店頭やリビング用に演出用ディスプレイへ早変わりできます。

またパソコンを貸し出す際にも使わせたくないソフトウェアの起動を封じ、設定変更を防げるため安心できる環境が簡単に構築できる点が大きなメリットです。

キオスクモードは上手く使えばパソコン活用の幅が広がり、非常に便利ですので使ってみたことがないなら気軽に体験してみることをおすすめします。

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