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ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

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「スマホ普及=PC離れ」は嘘?スマホとPCは「選択肢の違い」

   

先日、とあるニュースサイトで「アメリカでPC離れが進んでいる」という記事を見つけました。

若年層のPC離れについては、数年前から日本でもたびたび報道されています。しかし、私はPC離れが進んでいるとはあまり感じていませんし、スマホのみを使う方も否定していません。

スマホで十分な人=そもそもPCが必要なかった人という事実

まずはっきりさせておきたいのが「PCを使う人はそこまで減っていない」ということです。

情報収集や閲覧だけではなく、加工や編集をする方の大半(つまり事務職やクリエイター、技術職)は今でもPCが無くては仕事になりません。

スマホとPCの最大の違いは「一度に扱える情報の量」です。これはSoCやCPUの性能ではなく、人間の体の構造に依存します。

スマホの画面とPCのモニターでは、一度に表示できる情報の量が違いますし、比較や編集・加工はスマホでは難しい部分があります。

なので、エクセルで膨大な数値を処理したり、画像や動画を編集したり、プログラミングや設計を行う方の大半はPCが今後も必要なのです。

では、なぜPC離れが叫ばれているかというと、「そこまでPCが必要ではなかった層が、軒並みスマホを持つようになった」からでしょうね。

スマホが登場する前は、モバイルデバイスといえばノートPCが王者であり、タブレットは一部のマニアが持っているという状態でした。

スマートフォンは一昔前の「ノートPCのライトユーザー」を取り込んでいるのが実情だと思います。この層がやっているのは「情報の閲覧」と「軽い加工編集」「発信」です。

例えば営業職や接客職の場合、スマートフォンでできる情報処理で完結することが多いでしょう。なので、扱いやすさやコストの面でスマホに置き換わるのは当然です。

しかし、営業職や接客職の方も、事務処理や報告のタイミングではPCを使うことがあるわけで、PCを完全に触らないというケースは珍しいはず。

単なる「報告・連絡・相談」ならばもちろんスマホで十分ですし、簡単なコミュニケーションもスマホで完結します。しかし、これ以外は依然としてPCの独壇場なのです。

そもそもPCとスマホに明確な境界はない

スマホに搭載されているSoCがどんどん高性能になり、演算性能や描画性能が向上しています。PCで人気が出たゲームタイトルはスマホに移植されることが多くなり、ゲーマーもスマホに移動している傾向があります。

しかし、スマホもPCも「デジタルデバイス」「モバイルデバイス」という括りでは兄弟のようなものです。スマホの構造はPCを小さく、単純化しているだけですし。

また、スマホにモニターとキーボード、マウスをつなぐと、ミニPCと何ら変わらないですよね。という具合に考えると、どこまでがPCでどこからがスマホかが曖昧になってきます。

「スマホには通話機能がある!」という点を強調される方もいますが、今のスマホで行っている「アプリとインターネットによる通話」は20年以上前からPCで行っていた方法そのままです。

なのでこの点でも、両者を明確に区別するのが難しいわけですよね。

ゲーミングデバイスとしてはどちらも優秀

ゲーミングデバイスとしてみると、スマホもPCもそれぞれ良さがあり、両者を同一に比べることはできません。

かなり単純化すると、「switchとPS5を同一視点で比較している」というイメージに近いでしょう。switchはモバイルであり、PS5は純粋な据え置き機です。

前者がスマホ、後者がPCと考えれば分かりやすいかもしれません。ゲーム好きな人は、結構どっちも持っていますよね。

選択肢が増えた結果、「どっちも必要な人」と「片方だけでよい人」が出現し、片方だけでよい人が増えたからといって、何かが衰退しているわけではないのです。

最近の「PC離れ」報道を見ると、そもそもスマホもPCもそこまで必要でなかった人が、単にスマホを買っているだけのことを誇張しているように見えます。

確かにPCの出荷台数は減少傾向ですが、これはPC離れではなく「PCが高性能化しすぎて買い替えが進まなくなった」だけのこと。今後の社会を生きていくには、間違いなくどちらも必要です。

高度な情報処理はPC、コミュニケーションと軽度な情報処理はスマホという具合に選択肢が増えただけなので、勘違いする人が増えないと良いな…と思っています。

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