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無償公開されているソフトウェアに付きまとうアドウェア

   

WEB上には多くのソフトウェアが無償で公開されており、市販のソフトウェアに引けを取らないものも数多くあります。

しかしそのようなソフトウェアの中にはインストール時に不要な広告表示やサービスへ誘導するアドウェアが付いてくるものがあり、悪質なものは完全なアンインストールが困難なケースもあります。そこで今回は無償公開されているソフトウェアに付きまとうアドウェアについてご紹介します。

アドウェアのインストール台数により報酬が発生している

無償公開されているソフトウェアのインストーラにアドウェアが組み込まれている原因は、アドウェアのインストール台数によって報酬が提供元へ支払われるためです。

アドウェアを作成した企業は広告枠を販売するビジネスモデルや偽の請求情報を表示させることで収入を得ており、より多くのユーザーが保有するパソコンへインストールされることで膨大な利益を生んでいます。

オープンソースを除き無償でソフトウェア開発を継続し続けることは経済的に困難

コミュニティなど有志が集まって開発するオープンソースではない一個人や組織が常に無償でソフトウェアを開発し、バグの修正や機能追加といったメンテナンスを継続することは難しく金銭面の障害が付きまといます。

中には無償提供からライセンス販売へ切り替える例もありますがビジネスとして継続可能なほど売り上げがなく撤退することも珍しくありません。そのような中で無償提供のままインストーラに組み込むだけで収入が見込めるアドウェアは魅力的な存在であり、開発を継続する上で必要な資金源となっているのが実情です。

アドウェアのインストールを防ぐにはインストールウィザードをよく確認する

ソフトウェア開発者には報酬というメリットがありますが、ユーザー側には全くメリットのないアドウェアはインストールウィザードをよく確認することでその多くを防ぐことが可能です。

いくつもの画面の「OK」ボタンをそのままクリックし続けてしまう前にインストール内容の詳細一覧やカスタマイズインストールの内訳、ソフトウェア本体とは別のインストール案内をよく確認しアドウェアの部分はキャンセルすれば回避できるものがほとんどです。

一度インストールされたアドウェアは削除ツールと手動削除を併用する

よく注意していてもアドウェアも一緒にインストールされてしまうことはあります。そのような際はセキュリティソフトウェアメーカーが提供する駆除ツールを使いながら、レジストリやステムフォルダに残るアドウェアを手動で削除していきます。

アンインストーラがあるアドウェアも存在しますが、完全なアンインストールができないばかりか別なアドウェアをインストールされることもあり信用に値しません。なお作業中はネット回線から切断することで別なアドウェアをインストールされるリスクを減らすことができます。

まとめ

アドウェアはインストーラに後から付け加えられているため、目的のソフトウェアとは別にアドウェアのインストールを通知する画面が存在していることに気付けるかどうかが重要です。

特にソフトウェアの利用規約が2回出てくるならほぼ間違いなく別なソフトウェアが紛れ込んでおり、そのような画面で「OK」を選択することは自殺行為と言えます。仮に有名なソフトウェアであってもアドウェアが付いてくる実例があり、全てのインストールについてよく内容を確認する習慣が大切です。

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