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PCケースの失敗しない選び方
PCケースというものは、マザーボードやCPUやその他の精密機械と違って、「ただのケース部分だから」と考えてあまりこだわらずに選びがちです。しかし、PCケースについても排熱性能やサイズ、静音性など様々な要因を加味して慎重に選ぶべきパソコンパーツの一つなのです。
パーツに合わせて選ぶ
PCケースを選ぶ際には、HDDやSSD、光学ドライブなどを入れることができる「ドライブベイ」の数にまず注目して選びましょう。また、ドライブベイには大きく分けて「オープンベイ」「シャドウベイ」の2種類があります。
オープンベイの特徴
5インチと3.5インチの機器を格納できるベイで、光学ドライブなども装着できます。最近の小型のデスクトップパソコンには、もともとオープンベイが存在しない場合もあります。
シャドウベイの特徴
ケースの外側に面していないため、メディアの入れ替えが必要ないストレージを格納することに適しています。3.5インチのベイと2.5インチのベイの両方が存在し、またはその両方に対応する兼用ベイと呼ばれるベイもあります。
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材質による性質に注目して選ぶ
PCケースを選ぶ際に意外と重要かつ見落としがちな点として、ケースの「材質」があげられます。
アルミケースの特徴
軽くてツヤのあるデザイン性が特徴的なのがこのアルミケースです。部分的に樹脂やスチールを使用することで、さらにデザインに工夫がなされているものもあります。
しかし、軽量という特性ゆえにパソコン内のファンの動作に共振して音が鳴りやすく、静音性は他の材質のケースに一歩劣ります。そのため、静音ケースを自作パソコンに採用する場合には、基本的にアルミケースは候補外となります。
スチールケースの特徴
スチールという材質は金属の中でもそこそこ重量があります。重量があることによるメリットは、アルミケースのようにパソコン内部での振動に共振しにくいという点です。パソコンを静音化したい時に採用される場合が多いですが、価格はやはり高いものが多いです。
アクリルパネル使用ケース
側面がアクリルや強化ガラスによって作られており、パソコン内部が透明なパネルを通して見えるというデザイン性の高いケースです。透過型ケースとも呼ばれますが、こちらも静音性については微妙な部分があります。
メンテナンス性にこだわって選ぶ
デスクトップパソコンというのは、ずっと使用していると内部に埃などが溜まりがちで、定期的に中身を空けて取り除く必要があります。その時に、簡単に開けるタイプのケースであれば、マザーボードにうっかり手が当たって静電気で故障したりといった心配もしなくてよくなります。
冷却性や静音性にこだわって選ぶ
最近のデスクトップパソコンでは、ケースの側面に防音板が貼られているものまであり、さらには冷却性を高めるためにメッシュ加工という工夫が凝らされているものまであります。
静音性、冷却性、メンテナンス性、デザイン性。意外とこだわって選ぶと選択肢が多いことが分かりますね。