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中古のDTMパソコンの購入は危険である理由
メルカリやヤフオク、フリルといったネットオークションやフリマアプリで、たまに「DTMに最適化された中古パソコン」と銘打った怪しい中古パソコンが売られているのをご存知ですか?
確かにそういった中古パソコンの中には「当たり」もあると言えばあります。ですが、あまりにも不透明な部分が多いと思いませんか?
「間違って購入したので出品します」 ←え?
いや間違えないでしょ!そういいたくなる中古パソコンの出品が実はかなりあります。特にDTM向けのパソコンとして、商品説明欄に「DTM」というキーワードが入っている場合があります。
明らかに「知識のある人が安く自分で組んで高く転売しているだけ」そんな風に思えてなりません。
特に中古のHDDには注意が必要
ちゃんとDTMに使用できて動作も問題ないのならいいですよね。しかし、HDD(ハードディスク)は内部のファイルを完全にフォーマットして復元防止処理を施せば、外的な傷などない限りなかなかどれだけ消耗しているものなのか一般の人では判断できません。
逆にCPUは中古でも大丈夫って本当?
もちろん新品の一番良いコンディションであるに越したことはありませんが、CPUというのは構造上、どれだけ熱処理の問題を無視して乱暴に使用していた過去がある中古のものであっても、HDDのように摩耗したり、SSDのように書き込み回数の物理的な制限回数があったり、そういった「中古だから後何年寿命があるか分からない」という性質のものではないのです。
ただ、精密機械ですのであくまで「通常の用途で使われていた場合のみ」です。手で直接触ったり箱に乱暴に保管していた場合には、それをパソコンに組み込んで使用するのは危険ではあります。
DTM用の中古パソコンを買うなら注意すること
安価な中古パソコンは「ぎりぎりDTMに要求されるスペックに届きそう」と感じるものが多く、当たりがあるのも事実。そんな中で注意すべき点とはどんな点なのでしょうか。
メーカー保証書と購入時期が分かるものを見せてもらう
元所有者のメーカー保証の効力を引き継げるかどうかは、絶対にメーカーに問い合わせるべきですが、「1ヶ月前に購入して使わないので出品しました」という書き込みで出品されていても、それが実際には嘘である場合もあります。そこまで平然と嘘を付けるのは、意外と誰も領収書などを見せてもらってまで確認しようとしないという実情が絡んでいます。
HDDやSSDのコンディションには期待しないこと
基本的にHDDやSSDは消耗品であり、HDDは5年、SSDは10年が平均的な寿命であると言われています。あくまで参考程度の基準ですが。
特に過去にDTMに使われていたパソコンであれば、膨大な量のデータが絶えず書き込まれまくっていたドライブであることは間違いありません。先程述べた平均寿命も、そこまで異様な回数を書き込まれ続けた場合を想定した上での指標ではありません。
そのため、中古パソコンでDTMをしたいのであれば、基本的にストレージは早い段階で新品に換装すると良いでしょう。
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