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Nortonに続き、Aviraにもマイニング機能が追加される

   

マイニング機能ノートン クリプトが実装され、ユーザーがインストールを拒めないこともあり議論を呼んでいますがNortonと同じくウイルス対策ソフトウェアの老舗「Avira」にも同様のマイニング機能が実装されました。

さらに今後は他の製品にもマイニング機能が実装される可能性も出てきており注目されています。そこで今回は、Nortonに続きマイニング機能が追加されたウイルス対策ソフトウェアAviraとその関係についてご紹介します。

Aviraは無料版を1999年にリリースしてから現在も続く検出率の高い優秀なウイルス対策ソフトウェア

Aviraの歴史は古く、1990年代には既に広く普及が進んでおり1999年に現在も続くAvira Free Antivirusをリリースしています。非商用の個人ユーザーなら誰でも利用出来ることもあり、日本語化される前から国内でも多くのユーザーを抱えています。

また性能面でもウイルス検出率ランキング上位を頻繁に獲得するなど優秀なこともあり、無償利用可能なウイルス対策ソフトウェアの定番と言える製品です。

有償版ではランサムウェア対策やOSのチューニング機能などを備えていますが、基本機能のウイルス対策は無償版と同性能ということもあり無償版の人気が高いという特徴もあります。

Nortonの運営元企業に買収後、マイニング機能がリリース

Aviraは開発元のドイツ企業が運営していましたが2021年2月にNortonシリーズのメーカーであるノートンライフロック傘下に入っており、Norton360と同一と見られるマイニング機能がAviraに実装されました。

日本語版のAviraには2022年1月時点で非搭載ですが、Norton360日本語版と同じく実装は時間の問題と思われます。パソコンの性能に余裕がある際にマイニングを行うための機能というメーカー側の説明ですが、消費電力が増えることやグラフィックボードの寿命にも影響するマイニング行為が一般ユーザーに必要なのか大いに疑問です。

AVASTも買収済みのためAviraと同じくマイニング機能が実装される可能性大

Aviraを参加に加えたノートンライフロックですが、2021年8月には同じく無償版が有名なウイルス対策ソフトウェア「Avast」を買収しています。

この流れが変わらなければAvastにもマイニング機能が追加されてしまうことは確実であり、OEMとして各種ソフトウェアに組み込まれることが多いAvastの特徴からも影響は更に広がるものと思われます。何より広告や有償版の売上で運営していた無償版のウイルス対策ソフトウェアをマイニングの手数料で運営しようとする大転換でもあります。

まとめ

Norton360・Avira・Avastの膨大なユーザー数から考えても一部のユーザーがマイニング機能を使用するだけで多大な影響が出ることは明白です。

しかも各国の電力問題やグラフィックボード不足、高価格化が改善する見込みがない時期にマイニング機能の実装を進めるというのはこれらの問題を長引かせる要因になりかねません。

今のところ日本でのサービス開始はアナウンスされていませんが、Norton360・Avira・Avastの3製品ユーザーはアップデートやリリース情報に注意することをおすすめします。

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