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会社や副業で使用するとライセンス違反になってしまう年賀状ソフトウェア

   

年賀状や暑中見舞いは近年急速に減り続けていますが、ビジネスでは未だに必須の存在です。営業担当や事務員が名簿作成から印刷まで行う会社も多く、汎用性の高い筆ぐるめや筆王、筆まめといったスタンダードな年賀状ソフトウェアを利用するケースもあります。

しかし、年賀状ソフトウェアはソフトウェア本体以外にも高額なライセンス料が発生するものが付属しており、正しく理解せずに使用すると後々トラブルに発展する可能性があります。

そこで今回は、会社や副業で使用するとライセンス違反になってしまう年賀状ソフトウェアについてご紹介します。

主要な年賀状ソフトウェアは法人利用向けへパッケージ版が販売されていない

年賀状や暑中見舞いを作る上でメジャーな「筆ぐるめ」、「筆王」、「筆まめ」は一般消費者向けのみパッケージ販売されており、法人向けには別ラインセンス品が用意されています。

一応、一般消費者向けのみ製品を会社のパソコンへインストールか可能ですが、導入台数が1台のみなど各種制限があります。法人向けライセンスはソースネクストや各代理店、家電量販店の法人向け窓口からの直接購入となりライセンス数によって価格が変動します。

ライセンス違反に要注意

年賀状ソフトウェアを使うメリットのひとつに、バンドルされている多種多様なフォントがあります。一般的なパッケージ版はこれらのフォントについて法人利用が禁じられており、一般消費者における家庭利用にのみ許諾されています。

つまり、何も確認せずにパッケージ版やバンドル版で年賀状を作成し、印刷して郵送した場合にフォントがライセンス違反になり後日ライセンス使用料の支払いを求められるということです。これは副業やサークル、同人活動といった場合も同様であり、メーカーのWEBサイトにも注意を促す記載があります。

常日頃から法人利用についてライセンスを確認する習慣が大切

一般消費者向けに販売されるパソコンは様々なソフトウェアがバンドルされていることが多いのに対し、法人向けに販売されるパソコンは一切ソフトウェアがバンドルされないことがほとんどです。

その理由のほとんどが法人利用するとライセンス違反に繋がる為というものであり、一般消費者向けと法人向けには大きな隔たりが存在します。最近では家から私物のパソコンなどを会社に持ち込むケースは減りつつありますが、購入者が個人でも使用が法人ならライセンスは法人向けで揃える必要があり注意が必要です。

まとめ

法人としてライセンス違反で訴訟や支払い請求が来てしまった場合、基本的には支払いを逃れることは困難です。その為、パッケージ版の年賀状ソフトウェアなど安易に一般消費者向けライセンスの製品を導入することは避け、あらゆるリスクを回避することが理想的です。

もし会社など法人でソフトウェアを購入・使用する前にはライセンス条項や規約をチェックし、正しいライセンスを取得することをおすすめします。

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