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Bランク中古品PCって具体的にどの程度の状態?
中古PCを探していると、「ランク」の情報が提示してあることに気が付きますよね。中古Aランク、Bランクといった具合に、各社ランク付けをしていて、ランクごとに価格が異なります。
特に中古Bランクは、価格だけを見ると非常にお得ですよね。しかし、具体的にBランクがどの程度の状態なのか、わかりにくいという問題があります。
そこで私の経験をもとに、中古Bランクの状態をまとめてみました。
売り手の定義によって異なる中古ランク
まず、中古のランクについてですが、これは売り手によって定義が異なります。
例えばドスパラでは、中古PCのランクについて下記のように定義しています。
- 中古Aランク:新品とほとんど見分けがつかないくらいの超美品(光に照らすとうっすらかすり傷が確認できる程度)
- 中古Bランク:少しの傷汚れや摩耗があるが全体的に美品(キーボードに若干のテカリ、細かりキズや塗装ハゲなど)
- 中古Cランク:破損はないが、使用感や経年劣化がすぐわかる状態
- 中古Dランク:破損あり、傷や経年劣化が極端である
だいたいどの売り手も中古Aランクについては定義が同じなのですが、それ以下、特にBやCについては微妙に内容が異なったりします。
例えば、中古Bランクが「一見して使用感があるが、通常使用には何ら問題がない」と定義している場合もあるわけですね。
ネットで中古PCを探す場合、この定義が各社異なるために、実際にどの程度の状態でPCが届くかわかりません。これが、中古PCが地雷扱いされる理由の一つだと思います。
中古Bランクの実際の状態
私は過去に中古BランクのPCを10台ほど購入したことがあります。
購入元はドスパラのような大手BTOメーカーや、フリマに出品している中小の業者など、さまざまです。
大手の場合は厳格な製品チェックを通過しているので、おおきなハズレはありませんでしたね。ほぼ上記の定義どおりの製品が届きました。
動作は良好で、見た目を気にしなければ「新品を購入してから半年くらいのPC」を使っているイメージで、サクサク使えるのでかなりお得です。
法人向けのリースPCを中古で売っている「Qualit」でも、ほぼ同じようなPCが届きました。Qualitは横河レンタリースが運営する中古PCのサイトです。
このように中古Bランクがお得なサイトもあれば、そうでないケースもあります。例えば、フリマサイトで中古Bランクを購入したときは、下記のようなPCが届きました。
- キーボードやパームレストは少しテカりがある状態だが、バッテリーの消耗度がかなり高い(80%未満)
- 保証期間が一切設けられていない
- メモリ容量が純正状態のよりも引き下げられている(やすく容量が小さいものに交換済み?)
- ストレージ(HDD)が購入後1年程度で寿命を迎えた
- マザーボードのどこかが劣化しているのか、SSDにもかかわらず全体的に動作が遅い
一見すると通常使用に問題がない状態なのですが、購入後半年程度で小さな問題が顕在化してきました。
フリマサイトの場合、購入後1週間程度の返却期間が設けられていることもありますが、それを過ぎてから問題が出るのでちょっと困りましたね。
もちろん、数年間まったく壊れずに動いたPCもあるのですが、やはり故障率は高かったように思います。
中古Bランク以下になると、そのPCの内部がどれだけ健全であるかは、見た目から判断できません。
お得な中古Bランク以下は大手で買おう
こうした経験をもとに私が出した結論は、「実店舗を持っている、もしくは運営機関が長い大手でのみ買う」ということです。
特にお得感が強い中古Bランク以下は、売り手の製品チェック力や仕入れのノウハウ、資金力などで状態が左右されていると感じます。特に保証期間の長さは、運営母体の大きさにほぼ比例します。
ぜひ参考にしてみてください。