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グラフィックボードは販売メーカーによってどんな違いがあるのか?

   

ゲーミングPCについて調べ始めた時、最初に疑問に思うのがグラフィックボード関連についてでしょう。GeForce GTX 1060を求めてPCショップに行けば、GeForce GTX 1060のグラフィックボードが色々なメーカーから出ており、一体どのメーカーを選べばいいのかよくわからない、そんな経験があるのではないでしょうか。

今回は、「グラフィックボード」について簡単に解説しつつ、各メーカーが販売しているグラフィックボードにどんな違いがあるのかを説明していきます。

GPUとグラフィックボードの違い

グラフィックチップ(GPU)とは、ゲーミングPCの購入を考えている方なら耳にしたことがある「GeForce」シリーズや「Radeon」シリーズの「GTX 1060」「RX 560」などといった型番のチップです。

グラフィックボードとは、ボード(板)の名の通り、基盤の上にこのGPUを快適に動かすためのさまざまなパーツを搭載したものを表します。GPUを冷却するためのファンやビデオメモリなど、グラフィックボードを搭載すればGPUが適切に性能を発揮できるよう、構成されたパーツですね。

GPUが同じなら性能はほぼ同じ。各メーカーはGPUの「ガワ」を作る

このGPUは、現在であればNVIDIA社が製造している「GeForce」シリーズか、AMD社が製造している「Radeon」シリーズが主流です。GPUに関する説明は省きますが、このチップの性能自体はどのメーカーのグラフィックボードも変わりません。

そのため、グラフィックボードの性能は、選択するGPUが9割を占めています。あとの1割の部分がメーカーが製造している、GPUを載せるボードの部分にあたるのです。

以下で、このボード部分の違いと、選び方を説明していきます。

各メーカーのグラフィックボードの違い

各メーカーが販売しているグラフィックボードは、大きく分けて以下の点が異なります。

  • 価格
  • ファンの性能
  • オーバークロック性能

基本的には性能によって価格は比例しますが、「玄人志向」のように、サポートを一切しないかわりに価格を抑えているメーカーや、「Palit」のように、GeForceの提携した自社工場を有しており、生産コストの低さを価格に反映しているメーカーなど、様々な形態があります。(Palitのグラフィックボードはドスパラが独占販売しています。)

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ファン性能については、よほど酷いものでなければ基本的に気にする必要はありません。静音モデルが欲しい場合、静音ファンを搭載したモデルなども販売されているため、こちらもチェックするとよいでしょう。

オーバークロック性能については、CPUと同じように、GPUもOC(オーバークロック)によって性能を向上させることができるため、各メーカーがOCさせて販売しているものになります。各グラフィックボードクロック数を見れば、そのグラフィックボードがOCしているかどうかわかりますので、少しでも高い性能の製品が欲しい場合は確認すると良いでしょう。

安さで選ぶか、性能で選ぶか

グラフィックボードといっても、搭載しているGPUの性能はほぼ変わりません。重要なのは搭載されているGPUであり、あとは安さを重視するか、ファン性能やクロック数を重視するか、といった点が考慮すべき部分になります。

安さなどを重視するなら「Palit」や「玄人志向」、安定した性能を求めるなら「GIGABYTE」や「msi」など、選択肢は多岐にわたります。性能にマッチするメーカーを探していきましょう。

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