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フォントが選べて安価な「Thinkfree office NEO」
Microsoft Officeにはゴシック体や明朝体のフォントが多数バンドルされ、Officeファイルを他のOffice互換製品で開く際には同じフォントを持っているかどうかで再現性に差が生まれます。
しかしフォントは単独で購入すると割高なことが多く、バンドルされている年賀状ソフトやMicrosoft Office製品を購入する方が安いという側面もあります。
Office互換製品もMicrosoft Officeにバンドルされている同じフォントをバンドルした製品とバンドルなしの低価格な製品でラインナップを分けているものもあり、ユーザーの用途に合わせて選択できます。
そこで今回はフォントが選べて安価な「Thinkfree office NEO」についてご紹介します。
プレミアム版はMicrosoft Officeと同じフォントをバンドルしたセット商品
Thinkfree office NEOのプレミアム版はMicrosoft Officeにバンドルされている29個の和文フォントを含んだ製品としてリリースされており、Officeファイルのやり取りを行うユーザーをターゲットにしています。
もしフォントがない状態でOfficeファイルを編集すると別なフォントに置き換わってしまい、レイアウト崩れや複数のフォントが使われて統一性がなくなるなど支障が出てしまいます。
もし仕事でOffice互換製品を選ぶならフォントをどうやって購入するのかが重要ですが、Thinkfree office NEOならフォントがバンドルされるため悩むことがありません。
通常版はフォントがバンドルされない代わりに低価格
通常版のThinkfree office NEOはフォントがなく、特別な機能もありません。その代わりに税込み4,378円と安価になっており、家庭内で使用するユーザーなら1ライセンスで3台までインストール可能です。
残念ながら業務用途なら1ライセンス1台になりますが、それでも永久ライセンスのOffice互換製品としては安い部類に入ります。
令和に対応しないままアップデートが放置されている
元号が変わって他の競合製品が次々と令和に対して行く中、2020年9月現在もThinkfree office NEOは令和に対応していません。
それどころか令和対応予定のアナウンスもアップデート予定もユーザーには告知されていない状況が続いています。Thinkfree office NEOの発売元がソースネクストであり、サポート面で不安が残るというではマイナスです。
Thinkfree office NEOは韓国でトップシェアのHancom Officeがベース
韓国でOffice互換製品としてトップシェアを誇るHancom Office という製品があり、このHancom Office を日本語へローカライズした製品がThinkfree office NEOです。
Thinkfree office NEOと唯一連携可能なクラウドサービスもHancom Office のものあり、日本向けに追加された機能はほとんどありません。
Hancom Office 自体は他の企業もローカライズした製品を日本で販売していましたが、その多くが既に手を引いており現在もHancom Office を日本国内で流通させているのはソースネクストのみです。
まとめ
Thinkfree office NEOはOffice互換製品としては凡庸であり、Microsoft Officeにバンドルされているフォントが不要な際は購入の候補にすらならない製品です。特に2年以上経過してなお令和に対応しないということは、他の不具合などに関しても修正される見込みがないことを示しておりユーザーサポートがない製品と言えます。
バンドルされるフォントだけが欲しい場合やビューワーとしての機能も他の競合製品と価格で負けてしまうため、安易に購入してしまうと危険かもしれません。