どすらぼ

ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

*

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

読み込めなくなったCD・DVD・BDメディアへの対処法と長期保管

   

個人ユーザーがバックアップに使うメディアとして選ぶ製品の中にはDVD-Rに代表される光学メディアがあります。汎用性が高く万能に思える光学メディアですが耐久性や取り扱いについて正しい知識を持っていないと保存したデータを失ってしまうことになりかねません。そこで今回は読み込めなくなったCD・DVD・BDメディアへの対処法と長期保管についてご紹介します。

光学メディアの寿命は数ヶ月から数年の場合も

登場した時は半永久と言われたCD-ROMやDVD-ROMも10年を過ぎると正常に読めないものも珍しくありません。メディアのアルミ層が腐食し読み込みエラーが起き始めると修復は難しい上に見た目では判断できないため、気がついたらもう読めなくなっていたという事態に陥ります。

CD-RやDVD-R、BD-Rにいたってはメディアの保管環境次第で寿命が極端に短くなるため、保管に関しては気を遣う必要があります。書き込み可能な光学メディアは記録層の変質が起きやすく、窓際で直射日光を浴び続けるほか夏場の車内に放置すると急速に変質が起きます。早いものでは数ヶ月で読み込めなくなってしまうため、温度と湿度が管理されている場所かつ日陰が理想的な保管場所です。

CD-RやDVD-R、BD-Rは紫外線・CD-RWやDVD-RW、BD-REは熱に弱い

一回しか書き込みできないCD-RやDVD-Rは特に紫外線に弱く、太陽光にさらされることで記録層の変質が急速に進み短期間で読み取り不能になります。複数回書き込みと消去が出来るCD-RWやDVD-RW、BD-REは耐久性が高いと言われていますが紫外線に強くても熱に弱く高温な場所では記録層の変質が急速に進みます。

紫外線に弱い光学メディアを購入する際は店内で陳列されている棚の奥から選ぶ

書き込み可能な光学メディアは紫外線の影響を受けやすく、店頭で購入する際は一番上に陳列されているものは避けて選ぶことがお勧めです。

また店先に商品を陳列して商品に日光が当たっているような店舗では購入を控えるほか、商品の回転が遅い店舗も長期間の陳列で影響を受けていることがあるため避けるべきです。近くに大型の店舗がない場合はネット通販を利用しましょう。

読み込みエラーや正常に認識できなくなった光学メディアからのデータ取り出しは困難

光学メディアは数層の素材をプレスして製造されており、剥離や空気が入り記録層が変質するとデータの読み出しは不可能になります。

もしディスクに外見の変化がある場合はデータを諦めざるをえません。ディスクの外側だけ見た目がおかしい場合は内側に記録されているデータだけはサルベージできる可能性があります。

ディスク表面の傷が原因の場合は研磨サービスの利用や光学ドライブを変えてみる

光学メディアの記録面に目立った変質が起きておらず、表面の傷が読み込みエラーの原因と思われる場合は研磨で傷の除去を試み方法があります。個人ユーザー向けにディスクを研磨するキットや簡易的な製品が流通していますが、品質が低く逆効果になるため有償のディスク研磨サービスを利用しましょう。

研磨以外にも光学ドライブを変えて読み込めるかどうか試す方法も有効です。光学ドライブは光学メディアとの相性や読み取り能力に差があるため、読み込みエラーを頻発するようなケースでは複数の光学ドライブで読み込めるか試す方法が有効です。

まとめ

光学メディアを安全に保管するには涼しく太陽光が届かない保管場所が必要です。またディスク一枚一枚をきちんとケースに収納し傷が付くことを防ぐことも必須です。それでも読み込めなくなった光学メディアは諦めるしかない場合が多く、そうなる前に適切なバックアップが重要と言えます。

 - ブログ