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ドラクエ10だけではない運営歴10年超の長寿MMOの魅力
MMOの全盛期はとっくの昔に終わりを告げましたが、10年以上にわたり運営を続けているタイトルが複数あります。
最も有名なのは2023年に10周年を迎えたドラクエ10ですが、これよりも運営期間が長いタイトルが存在することをご存じでしょうか。
ここでは「いつ終わるの?」レベルで運営期間が長いMMOタイトルを紹介します。
M2神甲天翔伝(運営歴18年)
M2神甲天翔伝は2012年からシフォンが運営しているアイテム課金制のMMO RPGです。
2012年からなので今年で11年なのですが、実はM2神甲天翔伝の前作である「神甲奇譚」、さらに前々作でM2シリーズの元祖である「神甲演義」からカウントすると足掛け18年にもおよぶ長寿作。
神甲演義がリリースされたのは2005年で、当時としては革新的な「人モードとロボットモード」を育成して遊ぶというシステムが売りでした。
内容は至ってスタンダードなレベル制のMMOなのですが、中国大陸の古い戯曲をモチーフにした独特のストーリーやパーティープレイでの協力技、多彩なマップとダンジョンなどが評価されコアなファンを獲得。
さすがに現在はかなりの過疎なのですが、終わりそうで終わらないタイトルとしては日本で随一かもしれません。ちなみに現在でも地道にアップデートが続けられています。
2000年代はリネージュ風もしくはディアブロ風なMMOが大半を占めていたのですが、M2は独自路線のキャラクターと戦闘システムが良かったですね。
MU 奇蹟の大地(運営歴19年)
後継作が出て終わる…とささやかれながらも運営19年目に突入したのが「MU 奇蹟の大地」です。
2003年~2004年のテストプレイ期間には、日本のMMO RPGの中でも有数のプレイ人口を誇ったと噂されるほどのタイトルでした。
その後、アイテム課金制に移行しつつ現在も稼働を続け、定期的にアップデートも行われています。クォータービューのディアブロライクなUIと装備のレベル上げ、アイテム合成など王道的なコンテンツが盛りだくさんでしたね。
アイテム合成はかなり厳しい仕様ですが、現在でもプレイヤーを惹きつける要素であることに間違いはありません。
現在のプレイ人口は全盛時の数十分の1だと思いますが、定期的に復帰者が流入するのか、なかなか運営終了とはならない様子。
私の知人も5年おきぐらいに3回復帰したと言っていましたので、なつかしさと目新しさで少数ながら復帰者が流入している模様。
前述のM2にも言えるのですが、長寿タイトルは復帰者の再流入があるのでプレイヤー人口の自然減がどこかで必ず止まるのだそうです。
一定以上には増えないが、運営が困難なレベルには減らない…というのが超長寿タイトルの特徴なのかもしれないですね。
メジャータイトルも意外と生存、その魅力は?
前述の2タイトルはマイナーな存在ですが、このほかにもメジャータイトルがまだまだ生き残っています。
・ラグナロクオンライン(21年目)
・リネージュ2(20年目)
・FF11(21年目)
2000年代のヒット作はすでに運営20年を超えてきていますね。ここまでくると、いつどうやって終わるのかが誰もわからないレベルです。
長寿MMOは、今プレイするとシステムが稚拙だったり、グラフィックが粗かったりとデメリットが目につきやすい反面、独特な面白さがあります。
レベリングとアイテムドロップに依存したシステムから徐々に脱却しているタイトルも多く、昔よりも気軽に、かつ「昔は到達できなかったレベル、場所に気軽に行ける」ようになっていることが魅力ですね。
完全なる新規としてプレイしようという方は少ないかもしれませんが、要求スペックが低くてどんなPCでも始めやすいのは事実です。FPSやRTSの気分転換として、プレイしてみてはいかがでしょうか。