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用途別「CPUとグラボのお金のかけ方」

   

PCを買うときに一番頭を悩ませるのが「CPUとグラボへの予算配分」ではないでしょうか。

どちらにどの程度お金をかけるかは、ゲーミングPCファンにとって永遠のテーマです。近年は「CPUがボトルネックになって性能が落ちる」といった噂も飛び交っており、より悩む人が増えた印象ですね。

そこで今回は、CPUとグラボに対するお金のかけ方について、用途別にまとめてみました。

パターン別、CPUとグラボの予算配分

早速、主要な4パターンについてCPUとグラボの予算配分と構成例をまとめてみたいとおもいます。

今回解説するのは以下の4パターン。

・Youtube動画(FHDレベル)でエンコード
・4Kでエンコードしながら他の作業もやる
・FHDでゲーム
・4Kでゲーム

では具体的に見ていきましょう。

1. YouTube レベルのエンコード

推奨予算配分:グラフィックボード重視
YouTubeの動画エンコードは比較的軽いタスクです。NVIDIAのGPU(特にRTXシリーズ)に搭載されているNVENCエンコーダは、動画のエンコードを効率的に処理するため、CPUよりもグラフィックボードが重要かもしれません。

低価格帯でも十分な性能が得られます。

おすすめ構成:
グラボ:NVIDIA RTX 3060
CPU:Intel Core i5-12400 または Ryzen 5 5600

2. 4Kでエンコードしながら作業もやる

推奨予算配分:CPUとグラフィックボードの両方に予算配分
4Kエンコードは高負荷タスクであり、CPUとGPUの両方に強力なパフォーマンスが必須です。また、エンコード処理に加えて他の作業も同時並行するのであれば、マルチコアCPUと高性能グラボのバランスが重要です。

おすすめ構成:
グラボ:NVIDIA RTX 4070Ti SUPER以上
CPU:Intel Core i7-13700K または Ryzen 7 7800X

3. FHDで普通にゲームする

推奨予算配分:グラフィックボード重視、CPUはミドルクラスでOK
FHD(1080p)でのゲームプレイでは、メインのグラフィックボードがパフォーマンスに大きく影響します。逆にCPUは低グレードでも問題ありません。

CPUがボトルネックになりにくいので、ミドルハイのグラフィックボードに予算を集中すべきです。

おすすめ構成:
グラボ:NVIDIA RTX 3060 Ti または AMD RX 6700 XT
CPU:Intel Core i5-12400F または Ryzen 5 5600X

4. ゲームを4Kでプレイする

推奨予算配分:グラフィックボード全振り、CPUは最新世代ならi3レベルでもOK
4Kプレイでは、ほぼ全ての負荷がグラフィックボードにかかります。CPUは、特に多くのコアや高いクロックを必要としないため、i3クラスの低価格CPUでも十分なことが多いですね。ただし、準最新~最新世代に限ります。

i3は世代による性能差が出やすく、最新世代のi3は4世代前のi7に相当することもあるほど。特にシングルコア性能が大きく変わっているので、古い世代のi3は避けましょう。

また、グラボはハイエンド一択ですね。

おすすめ構成:
グラボ:NVIDIA RTX 4090 または AMD RX 7900 XTX
CPU:Intel Core i3-13100 または Ryzen 5 5500

CPUは「世代」がとても重要

現状では、FHDから2K(WQHD)でゲームをする方が多いのですが、この環境でも古い世代のCPUは避けたほうが無難です。

いわゆる「ボトルネック」が発生する原因は、グレードの差よりも世代の差だからです。

Intelならば第12世代以降、AMDならばZen3のRyzen5000番台以降がおすすめ。これより前でも優秀なCPUはありますが、2024年秋時点ならば、グラボとの親和性を考えるとこのラインが妥当ですね。

ぜひ参考にしてみてください。

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