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「20代は自作PCをやらない」は本当か
自作PCが大流行したのは、おそらく1990年代の終盤から2000年代の初めだったと思います。
そこから15年ほどはジリジリとブームが続いたものの、ここ5年ほどで一気に下火になりました。
自作PCファンのバイブルだった「DOS/Vパワーレポート」が休刊になったことは、このことをよく表していると思います。
しかし、最近「20代でも自作PCをやっている人が結構いる」という話を聞きました。私は逆だと思っていたのですが、どうやら少し違うようです。
「20代の一部で流行化する自作PC」
噂レベルの話で恐縮なのですが、「20代は自作PCをやらない」という話をきいたのは5年ほど前のこと。
自作PCブームが下火になったことやスマートフォンの高性能化が重なり、PCの魅力が低下したことは事実です。
私が自作PCに初めて触れた頃も、正直なところ目的はゲームだったわけで、ゲーム機としてのニーズが落ちると魅力が低下するのは仕方ないのかなと。
しかし、去年ころから少し違う動きも見られます。どうやらYotuberやTikToker、Vtuberなどがこぞって動画編集スキルを身に着けるためにハイスペックPCを購入しており、その中で自作PCに目覚める方がいるのだとか。
また、ゲームはすでにプレイするだけではなく配信も含めた遊びですから、配信向きのスペックを安く手に入れるということで自作する方がいるようです。
このように自作PCが20代(10代の一部も)で復活の兆しを見せており、もしかすると近い将来、第二の自作PCブームが来るのかもしれません。
20代で初めてPCを買うなら自作かBTOか
20代に限らず、初めてハイスックなPCを買う場合には「自作かBTOか」という問題にぶつかることが多いです。
最初は国産のPCを調べ、スペックに詳しくなってきてCPUやグラボ主体で選ぶとBTOのコスパが良いことに気が付きます。しかし予算の関係からどうしても欲しいスペックに手が届かないと知り、解決策として自作PCにたどり着く。
最終的には自作PCの「手間」とBTOの「手軽さ」を比較して悩むという構図ですね。これは年代問わず一緒のようです。
あくまでも参考意見のひとつですが、自作PCはすべてが自己責任なので、はじめは「予算の範囲内」で購入可能なBTOを買ってしまうのが良いと思います。
当然、スペックに不満が出てくるでしょうから、その後にパーツ単位でアップグレードしていくと無駄や失敗がありません。
交換したくなるパーツというのは相場が決まっていて、グラボ、CPU、メモリの順で不満が出やすく、その次に電源やストレージですね。マザーボードはよほど凝った構成にしない限り不満が出ることはないでしょう。
なので、私のおすすめは「BTOを予算内で購入し、徐々にパーツ単位でアップグレードする(主にグラボ)」という方法ですね。
動画編集や配信となるとCPUのスペックも重要ですが、グラボの性能不足ほど顕著に差がでないので、まずはグラボ中心にアップグレードを考えていけばよいと思います。
初めての購入なら延長保証も視野に
当然のことですが、PCには初期不良があります。日本国内で売られているPCに限れば、初期不良の確率は1%程度と言われていますが、それでも保証は必ずつけておきましょう。
また、3年→5年などの延長保証に入っておくと、電源やマザーボードなど比較的長いスパンで不具合がでるパーツもカバーできるので安心です。
正直なところ、PCの知識がついてくると保証がなくても何とか自己解決できるようになるのですが、初心者のうちは不具合個所の原因特定に多大な時間と労力が必要ですから、この部分をカバーする方法として保証はとても大切です。