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BTOパソコンは大型(ミドルタワー)と小型(ミニタワー)、どちらのモデルを買うべき?
ゲーミングPCは大きく分けて、フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの3つがあります。上からサイズは大きくなり、拡張性や排熱効率も増していきますが、その分値段も高くなります。
フルタワーは文字通りケタの違う大きさで価格も一回り高くなりますので、BTOパソコンを買う方の多くは「ミドルタワーとミニタワー、どちらを買えばいいの?」ということで悩みがちなのではないでしょうか。
本記事では、そんなミドルタワーとミニタワーを比較し、どちらを購入するべきなのかを解説していきます。
ミドルタワーとミニタワーの違い
ミドルタワーのミニタワーは、以下の点で違いがあります。
マザーボードの規格(大きさ)
現行で主流となっているPCケースの規格は、ATX・Micro-ATXの2種類があります。このうち、ミドルタワーと呼ばれるケースはATX規格に対応しており、ミニタワーはmicro-ATX規格に対応しています。そのため、ミドルタワーケースはATXケース、ミニタワーケースはmicro-ATXケースと呼ばれることもあります。
ATXとmicro-ATXの大きな違いは、パーツやコネクタの拡張性と、PC自体の冷却性能です。この2種は、直接PCのパフォーマンスに影響を及ぼす訳ではありませんが、以下の点で注意が必要です。
SSDやディスクドライブを搭載するドライブベイと拡張スロットの数
ATXケースは、当然ですがmicro-ATXケースよりも大きいため、ドライブベイや拡張スロットに余裕があります。micro-ATXにはドライブベイが2.5インチ、3インチ、5インチが一つずつしか無かったり、あっても2.5インチが2つという場合がほとんどです。5インチベイなどそもそも無いことも珍しくありません。
その点ATXケースはドライブベイの数、拡張メモリの数に余裕があるので、ストレージ容量が足りなくなったら買って増やすということができます。micro-ATXケースでもより容量の大きいものを買って既存のドライブと交換すればいいのですが、かなりムダな出費になりますのであまりオススメしません。
大型のクーラーを搭載できるなど、冷却性能が高い
ATXの場合、搭載できるクーラーのサイズにも余裕があります。簡易水冷なども無理なく組むことができます。
クーラーを大きくすることのメリットは、単純に冷却効率が上がるというだけではありません。大きいサイズは静音性にも優れているものが多いため、空冷でも抜群の静音PCを組むことができます。
micro-ATXケースの場合、そもそも大きいサイズのクーラーを積めないので、どうしても静音性はある程度犠牲になってしまいます。その点に注意しましょう。
価格はミドルタワー>ミニタワー
とはいえ、ミニタワーにもメリットはあります。
まず、価格帯が一回り程度安いこと。最近のミニタワーのケースはかなり工夫されて作られており、性能を犠牲にすることなく低価格を実現することができています。実際に、BTOショップでミニタワーとミドルタワーの性能を比較すると、ミニタワーの同じスペックのPCがミドルタワーでは高くなっていることがわかるかと思います。
拡張性とトレードオフで価格も安くなっていますので、なるべく安く手に入れたい方にミニタワーはピッタリです。
サイズは小さい
フルタワーとミドルタワーほどの差はありませんが、可搬性という面ではミニタワーの方がやはり優れています。PCを会場に持ち運んで使う場合など、そういった場合はミニタワーのPCを購入するべきでしょう。
最近ですと、ドスパラのガレリア Sシリーズはミニタワーよりさらにスリムなサイズなので非常に人気があります。
迷ったらミドルタワーPCを購入するべき
オススメは「ミドルタワーPC」を購入すること。筆者の個人的な体験として、初めてのBTOパソコンで何も知らずにミニタワーモデルを購入してしまったがために、後々になってSSDを拡張できないことに気付き、ATXケースを買ってイチからPCを組んだという経験があります。
大は小を兼ねると言いますが、やはりヘビーユースからライトゲーマーまで幅広いニーズに対応できるのがミドルタワーというサイズの魅力ですので、迷ったらミドルタワーを選びましょう。少々お高くはなりますが、必ずよき相棒になってくれるはずです。