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フリマでPCパーツ購入は注意!実際にあったトラブル

   

予算はないけど新しいゲーミングPCが欲しい、PCをアップグレードしたい…。こんな矛盾した願望をかなえてくれるのがフリマサイトです。

フリマサイトは、使いさえ間違えなければ非常に便利で、安価にゲーミングPCをアップグレードできます。

しかし、さまざまなリスクが付きまとうことも事実。そこで、私が過去に見聞きしたフリマサイトでのトラブルを紹介します。

「通電OK」は「本当に通電するだけだった」

よく、「通電確認済みです」というコメント付きでパーツが出品されていますよね。

通電する=正常動作と考える人がいるのですが、これは大きな落とし穴です。例えばマザーボードなどは通電がOKなこととUEFIに入れるかは別ですから。

過去に知人が、某大手フリマサイトで3世代ほど前の中古マザーボードを購入しました。すでに廃盤になりそうな製品だったので、飛びついたそうです。

出品者のコメントには「通電確認OKです」と書かれており、他にもPC関連パーツを多数出品していたので「これならまず大丈夫だろう」と購入を決めたとのこと。

しかし、いざ品物が届いて組み込んでみると、確かに通電して一瞬ファンは回るのですが、UEFI(当時はBIOSと呼びました)が読み込まれない。

当然、OSのインストールや各種設定も全くできないため、残念ながらお蔵入りになったそうです。ちなみにボタン電池を交換してもCMOSクリアを施してもダメだったとのことで、おそらく基盤のどこかが故障しているのでしょうね。

これはいわゆる「ジャンク品」に該当するので、電気回路の知識がなければ補修は不可能です。

「容量」が「型番」だった

次に紹介するのは、「詐欺では?」と思ったのですが、よく考えるとグレーというケースです。

こちらも先ほどと同じ知人なのですが、SSDを追加したいと考え、メインストレージではないのでフリマサイトで中古を見繕うことにしたそうです。

運よく非常に安いSSDを複数出品している出品者を見つけました。当時の中古相場の約半額で、「これは買いかもしれない」とのことで入札したそうです。

結果、めでたく落札でき、支払いも済ませて後は到着を待つのみ…といった段階であることに気が付きました。

出品者の商品ページに、次のように書かれていたとのことです。

・1TB、500GBといった表記は当方が独自に採番している「型番」です
・実際の容量は「1TBモデル=250GB」「500GBモデル=90GB」となります

つまり、商品名に書かれていた容量と思われる数字は「型番」であり、実際の容量とは異なるという言い分らしいのです。

確かに型番と言われればそう見えなくもないのですが、一般的に「1TB」や「500GB」は容量ですよね。そのことを伝えると、「事前に商品説明欄に明記しているのでこちらに不備はない」と回答されたとのこと。

なんとも腑に落ちない回答ですが、結局取引は正常終了となり、お金はもどってこなかったようです。

画像にはGPUあり、実際は無し

今はあまり聞きませんが、一昔前のフリマサイトでは「掲載画像と実際の商品が違う」というトラブルが結構ありました。

ゲーミングPCの場合は「実際に使用しているときの画像」を載せ、出品している構成はテキストで記載するといったイメージですね。

ゲーミングPCを中古で売却する場合、高額なGPUのみを別枠で売り、GPUなしの構成で出品する人がいます。実際に私が過去に購入したPCで、掲載画像にはGPUがあるのですが、実際の商品にはGPUがないといった事がありました。

よく読むと「GPU以外が出品物です」と書いてあるのですが、人間は視覚情報に引っ張られてしまうので気が付かないのですよね。

似たようなケースで「メモリが1枚なし」「SSDなし」「CPUファンなし」などもあります。画像と出品物が一致しているか、必ず確認するようにしましょう。

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