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接続端子のクリーニングで接触不良を改善する方法

   

パソコンのクリーニングといえばエアーダスターが代表的ですが、USBなど接続端子のクリーニングも重要です。特にメッキ部分が曇っている場合は酸化膜が形成されているため接触不良を起こす前にクリーニングすることでトラブルを防ぐことができます。そこで今回はグラフィックボードなど基板上の接続端子やUSB等の外部接続端子のクリーニングについてご紹介します。

素手で端子に触れてしまった場合は必ずクリーニング

油脂が端子に付着すると接触不良の原因になり、特に銅製のヒートシンクは腐食・変色の原因になります。CPUクーラーの多くがCPUとの接着部は銅で作られているので触れないよう注意しましょう。もし触れてしまった場合は速やかに拭き取り腐食を防止します。

酸化膜は溜まると接触不良を起こす

端子のメッキ部分が白くなっていれば表面に酸化膜が出来ている証拠です。酸化膜は形成されたばかりの薄い状態なら問題ありませんが抜き差しを繰り返すことで酸化膜の厚みが増し、最終的にには通電しなくなります。

特にヘッドホンなど音響機器は影響を受けやすいため、サウンドカードやヘッドホン端子はこまめに酸化膜を除去しましょう。USBなど普段から抜き差しするコネクタもコネクタ側とケーブルの両方をクリーニングすることで接続トラブルを減らすことができます。

グラフィックボードなど拡張ボードもマザーボードとの接続部に酸化膜が出来ると接触不良の原因になるため、分解クリーニングの際はPCI-Express端子をクリーニングしましょう。

日頃のお手入れは綿棒と無水エタノール

無水エタノールは揮発性の高いエタノールが主成分で接続端子の油脂や汚れを取り除くことに向いています。綿棒に無水エタノールを含ませてから端子の汚れを拭き取り、完全に揮発するまで十数秒待つとクリーニング完了です。

ドラッグストアなどで購入でき手軽に使えますが、可燃性のためタバコなど火を遠ざけ風通しの良い部屋で作業しましょう。パソコンケースの強化ガラスを吹き上げる際にも布に少量の無水エタノールを含ませると手垢などを綺麗に掃除できます。

パソコンケースの塗装面やサイドパネルのアクリル板は無水エタノールに触れると変色や色落ちすることがあるためパソコンケースの裏側などの目立たない場所で試してから使用します。無水エタノールはタバコのヤニを落とすこともできるため喫煙されるユーザーは大容量の無水エタノールを用意するとパソコン意外にも部屋中の掃除で活躍するためお勧めです。

錆びが出てきたら要注意

接続端子のメッキ部分は通常錆びが出ることはありませんがメッキが剥げる・摩耗して薄くなると錆びが出てきます。放置しておくとどんどん悪化して接触不良を起こすため、気付いたらすぐに処理します。

まずは接点復活剤を流布して錆びを除去できたか観察し、もし除去しきれない際は接点ブライトを流布して徹底的に除去します。完全に除去した後もこまめにクリーニングすれば再び錆びが出にくくなります。

まとめ

こまめに接続端子をクリーニングすることでトラブルを防ぐことができ、音響機器なら音質の向上にも繋がります。購入したばかりのゲーミングパソコンではその効果を感じにくいですが、2年以上使っているマザーボードやパソコンケースは酸化膜が溜まっているため除去することで見た目も良くなり信頼性も復活します。また酸化膜は湿度とも関係があるため除湿機を設置して酸化膜が出来にくい環境を作ることも大切です。

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