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ゲーミングPCで高校通学が可能?メタバース高校の衝撃
2021年ころにバズワードとなった「メタバース」ですが、その後はあまり話題になっていませんでしたね。
しかし、今メタバースで「通学」ができるサービスが立ち上がり、ネットで話題になっています。その名も「メタバース高校」。
メタバースで高校に入学・通学できるサービスですが、一体どんな内容なのでしょうか。
勇志国際高等学校の広域通信制学校「メタバース高校」
メタバース高校は、まさにメタバース内に存在する高校に通学し、さまざまなカリキュラムを通じて高卒資格を取得できるサービスです。
メタバース高校は、学校法人青叡舎学院が運営する勇志国際高等学校で、広域通信制高等学校として提供されます。
システム構築・運用は株式会社アオミネクストが担当し、勇志国際高等学校では文部科学省の基準に則ったカリキュラムを提供するとのこと。
従来のメタバース教育は民間企業によるサービス提供が主流でしたが、勇志国際高等学校のメタバース生プログラムは、学校教育法一条が定める学校が提供する正式な教育コースです。
つまり、卒業生は全日制高校と同等の資格を得ることができる、日本初のメタバース教育機関なのです。
ちなみに、メタバース生にはVR機器が無料で貸与され、通常のZoomを用いたオンライン授業とは異なるVR空間内での授業が実施されるとのこと。
生徒たちは3D空間を積極的に活用して交流の機会を増やすほか、グループディスカッションやプレゼンテーションの指導もメタバース空間で行われ、SNSツール「misskey」を通じた生徒間コミュニケーションの促進も予定されています。
さらに、メタバース空間での文化祭「勇志祭」やeスポーツ大会などの年間行事も計画されており、一般の人々も招待される予定です。
まさにメタバースを拠点として、普通の高校生活を送れるという画期的な取り組みのようですね。
通常の通信制高校との違いは?
これは何といっても「アバターベースでのコミュニケーション」でしょう。通信制高校は基本は在宅で課題をこなし、決められた日にのみ通学するスタイルがほとんど。
つまり、生徒同士のコミュニケーションは非常に限定されており、学校内のコミュニティへの参加やクラスの友人との交流の機会は少ないのが当たり前でした。
この点をVRとアバターによるコミュニケーションで補完しようというのがメタバース高校の特徴です。
メタバース内におけるアバターでのコミュニケーションでは、「情報体」として触れ合うことが可能です。オンラインゲームでの交流が時間のわりに深いものになることと同じように、アバターでの交流は意外と効率が良いのです。
「外見がわからないから浅い交流にしかならない」というのは的外れで、外見という殻がないからこそ、出会った段階からお互いをさらけ出すことができるという利点があります。
若い世代ほど交流が深くなる傾向にありますから、通信制高校でありがちな希薄な人間関係や友人の作りづらさという問題を解決できるかもしれません。
もっとも、そもそも交流を望まない生徒もいるでしょうが、アバターという「もう一人の自分」を気軽に使えることで交流に踏み出す可能性もあるわけです。
ゲーミングPCはメタバース高校に最適なアイテム
おそらくメタバース高校の推奨スペックはそれほど高くないはずですが、VRコンテンツを動かすため、多少のグラフィック性能は求められるでしょう。
VR機器は無償貸与とのことですが、自分のPCがあればより便利に高校生活を送れることは間違いないですよね。
校内イベントとしてeスポーツ大会もありますし、ゲーミングPCの性能が本格的に教育に活かされる時代になったのかもしれません。
ゲーミングPCを持っていて、通信制高校への通学を考えている方はぜひメタバース高校について調べてみてください。