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システムドライブを丸ごと移行で注意したいライセンス認証

   

PCを新しく自作する場合に、最も手間がかかるのがデータ移行を含めた「環境の再構築」です。この手間を削減するために、システムドライブを丸ごとコピーする方法があります。

私も過去、何度かこの方法を試しました。しかし、場合によってはライセンス認証でひっかかることがあります。そこで、ライセンス認証が発生しうるケースや対応方法をまとめてみました。

ライセンス認証が発生するパターン

システムドライブの内容をコピーし、中身を移行するパターンとしては以下が考えられます。

  1. システムドライブが存在するストレージのみを交換
  2. ストレージ、CPU、電源、メモリなどを交換
  3. ストレージを含め、マザーボードやCPU、メモリなどほぼすべてのパーツを一新
  4. 単純に全く異なる新しいPCを用意し、Cドライブの内容を丸ごとコピーする

ライセンス認証が発生する可能性が高いのは、3及び4ですね。4はほぼ確実に発生するでしょう。

3についてはケースバイケースなのですが、以前はマザーボードのチップセットが変更されたり、LANポートが新しくなったりするとライセンス認証が発生するといわれていました。この傾向は現在でも変わらないようです。

ちなみに1は全く問題なく、ライセンス認証も発生しません。また、2のパターンも私の知る限り、最近のWindows OSではほとんどライセンス認証を求められなくなりました。

Windowsのライセンス認証は、ハードウェアが変更された程度によって要/不要が変わるのですが、個人的な経験を言えばマザーボードやLANポートが変更されていない場合はほとんど発生しないと思います。

ライセンス認証の種類

次にライセンス認証の種類ですが、おおむね以下の3パターンです。

A. 「ハードウェアの変更」でライセンスが無効になっているのでトラブルシューティングから再認証する
B. トラブルシューティングから再認証が通らなかった場合、OSのプロダクトキーを入力して認証する
C. 上記2パターンのどちらにも当てはまらない場合、マイクロソフトに電話をかけて認証を行う

大抵はAで対応できるのですが、私はBもよく経験しましたね。なので、システムドライブの中身を新しいPCに移行する場合には、念のためプロダクトキーも準備しています。

Bはプロダクトキーがあれば特に問題ありませんが、何らかの理由(インターネット環境が不安定、LANポートなどの設定が変わったなど)で認証ができない場合はCで対応することになるでしょう。

Bの実行時に表示される「電話認証を行う」という選択肢を選ぶと、ダイアログが立ち上がって電話番号が表示されます。

基本的には自動音声で完結し、「ダイアログに表示されたインストールIDの入力」と「自動音声で伝えらえる確認IDの入力」が問題なく完了すれば、ライセンス認証は通ります。

PCのハードウェア変更がどの程度ならばBで、どこからがC(電話認証)になるのかはケースバイケースですが、電話認証まで行ってライセンスが通らないという可能性はかなり低いです。

もし電話認証でもライセンス認証が通らないというならば、OSのライセンスが不正に入手されたものであることを疑うべきかもしれません。

プロダクトキーは厳重に保管しておこう

OSを買い替えずに、古い環境を新しいPCに持っていくことができれば、コストも時間も節約できます。

Windows11は10からの無償アップグレードが可能ですが、10自体も8からのアップグレードで使用している方がいます。

この場合、8→10→11とアップグレードしつつ、ライセンス認証が発生する可能性があるので、プロダクトキーは厳重に管理しておきましょう。

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