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冷えか見た目か?ケース選びの基準
夏になると毎年のように新しいPCケースがリリースされますよね。近年のPCケースは見た目もスタイリッシュで冷却性能もよく、本当によくできていると思います。
しかし、極論を言えば見た目と冷却性能は両立しません。果たしてPCゲーマーは見た目にこだわるべきか、冷却性能にこだわるべきか。PCケース選びの基準を考えてみたいと思います。
見た目も性能の一部
純粋に性能だけを考えると、見た目は妥協して冷却性能だけに絞ったケースを買うほうが無難です。
しかし、あえて言いたいのは「見た目も性能の一部」であるということ。
見た目が自分の好みだからこそ大切に扱いますし、愛着も沸きます。愛着が沸くとそれだけ手を入れる機会が増え、結果的に良いPCに仕上がっていきます。
なので、長い目で見れば見た目も性能の一部なのです。ただし、そうは言っても極端に見た目だけを重視したPCケースはおすすめしません。
例えば「LEDライトの見え方だけを重視したケース」は、エアフローに難点があったり、ファンの取り付け位置が微妙だったりすることがあります。
今はそこまで酷いPCケースはありませんが、一昔前には完全に窒息仕様であるにもかかわらず、見た目の良さだけで売れていたPCケースが結構ありましたね。
では、見た目の魅力も損なわず冷却性能も良いPCケース選びとはどんなものなのでしょうか。
PCケースの性能は大きさに比例する
まず、大前提として「冷却性能や静音性は大きさに比例して良くなる」ということを覚えておきましょう。
小型のPCケースはスタイリッシュでまとまりが良いですが、小さいというだけで性能の一部が大きく削られています。
空冷であっても水冷であっても、冷却に必要なのは「物理的なスペース」だからです。そのため、見た目と冷却性能を両立したいのであれば、まずある程度の大きさを確保する必要があるでしょう。
その他の基準としては、次のようなものが挙げられます。
天板/低面にラジエーターを設置できるか
空冷ならばあまり関係ないのですが、水冷の場合はラジエーターの設置場所が見た目や冷却性能に影響してきます。
ラジエーターを天板や本体底面に設置できるタイプのケースですと、見た目のまとまりもよく、冷却性能も確保しやすいですね。
逆に前面パネル部分にのみ設置可能なタイプですと、見た目はそこそこ良くても肝心の冷却性能が微妙です。
15センチファンの設置可能数
空冷の場合は、15センチファンの設置可能数が多いほど静かでよく冷えるケースになると思います。
理想的な設置数は「前面2~3」「天板2」「底面1~2」「背面1」程度でしょうか。全部合わせて5個程度設置できるタイプならば、冷却に不満が出る可能性は低いですね。
一般的なマイクロATXサイズのミドルタワーならば、4~5個設置可能なことが多いため、必ず確認しておきましょう。
掃除がしやすいか
底面や前面にメッシュパネルが取り付けてあって、簡単に取り外しできるタイプのケースは非常に掃除がしやすいです。
掃除がしやすいということはメンテナンスも苦にならず、常にホコリが少ない状態をキープしやすいということ。
最終的には見た目かもしれないが…
上にあげた基準は、最近のミドルレンジ以上のPCケースならば大抵満たしているものばかりです。
ただし、5000円以下の格安ケースを買う場合には省略されていることも多いので、注意してください。
個人的には、見た目も気にするならば1万円以上の価格帯を狙って、機能的にも十分なケースを購入したいですね。