どすらぼ

ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

*

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

トラックボール付きマウスは使いこなせば最強のゲーミングギア

   

一般的なゲーミングマウスは、通常の5ボタン式マウスが主流ですよね。しかし、私の友人にトラックボール付きマウスを愛用する人物がいます。

正直なところ「ゲーム用マウスでトラックボールは使いにくいのでは?」と思うのですが、彼曰く「慣れたら最強」とのこと。

そこで、トラックボール付きマウスのメリットを分析してみました。

メリット1:使えば使うほどエイムの精度が増す

トラックボール付きマウスは、一部分がトラックボールになっていて、ボールを指で回転させることでカーソルの位置を調節できます。

また、カーソルの速度設定を詰めていくことにより、非常に繊細で精密なカーソル移動を実現できることが特徴。

これは使い慣れた人だけが体感できることですが、腕全体を使って精密な動きをさせるよりも、指+ボールで精密な動きを実現するほうが簡単なのです。

にもかかわらず、トラックボール付きマウスはゲーミングマウスとして採用されていませんよね。これは単純に知名度が低いことや、トラックボール自体がマイナーな存在で使いこなす方が少ないからだと思います。

トラックボールとは違いますが、かつてビジネス用ノートPCの世界で、IBM製のThink Padに搭載されている「赤鼻(キーボード中央のポインティングデバイス)」が流行ったことがありました。

あれも一見使いにくそうなのですが、慣れてしまうとマウスには戻れないほど利便性が高く、今でも固定ファンが大勢いるほどです。

トラックボール付きマウスも原理は同じなので、精密な動きを最小限の指の動作で行えるという点が、固定ファン層を形成しているのだと思います。

実際に私も数週間使ってみましたが、確かに最初は非常に使いにくいです。何度も通常のマウスに戻そうと思いました。しかし2週間目くらいから徐々に慣れ始め、1か月たつ頃には通常のマウスに違和感を覚えるほど使いやすくなっていました。

FPSのように繊細なエイムを必要とするゲームでは、さすがに訓練が必要でしたが、ミリ単位のエイムはトラックボールのほうが上ではないかと感じます。

メリット2:体への負担が極めて小さい

マウスを頻繁に操作していると、肩や肩甲骨周辺に疲労がたまってきます。パームレストを使っても疲労は蓄積していくので、「マウスを持って移動する」という動作が負担になっていることは明らかです。

一方、トラックボール付きマウスでは「マウスを握って移動する」という動作が不要なので、体に負担がかかりません。また、センサーのズレも発生しにくいのでマウス本体を持ち上げてポジショニングしなおすという行為も不要。

マウス本体はほぼ動かすことなく、肩や肩甲骨への負担も小さく、極めて快適な操作ができるのです。

メリット3:直線の操作が多いゲームに向いている

トラックボール付きマウスの扱いが難しいのは「曲線上にカーソルを動かす」という操作に、かなりの慣れが必要だからです。

指でトラックボールを回し、弧を描くようにカーソルを動かすのは非常に難しく、図形描写などで苦労します。しかし、ゲーム用途におけるカーソルの動きは、大半が直線です。

ゲーム用途の場合「地点Aから地点Bへ、最短距離でカーソルを動かす」という動作が大半なので、必然的にカーソルの動きは直線になります。

トラックボールは素早く回転させると最短距離を一気にカーソルが移動するので、実はゲーム用途に向いているのです。まあ、こちらも当然慣れが必要なのですが…。

頻繁に直線移動を繰り返す場合には、ボールを高速で回転させればよいので、通常のマウスよりも楽だと思いますね。

実は汎用性の高いトラックボール付きマウス

このようにトラックボール付きマウスには、通常のマウスよりも優れている点がいくつもあります。

FPSで使いこなすには時間が必要かもしれませんが、FPS以外のジャンルなら非常に使い勝手が良く、ゲーム以外の作業も楽になりますよ。

私は現在、通常のマウスとトラックボール付きマウスを使い分けていますが、徐々にトラックボール付きマウスの割合を増やしていく予定です。特に肩や背中の凝りがひどい方は、トラックボール付きマウスを試してみてください。

 - ブログ