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サウンドボードとUSB DACの違いとメリット・デメリット
ゲームプレイ時の音質を上げる方法としては、「サウンドボードを追加」「USB DACを使用」という2通りがあります。
個人的にはサウンドボード派なのですが、現在はどちらを使用しても問題ないでしょう。
そこで、サウンドボードとUSB DACのメリットとデメリットを比較していきます。
まずはマザーボードの標準サウンド機能を知ろう
最近のマザーボードには、必要十分なサウンド機能が搭載されています。
2021年時点であれば、大半のマザーボードに「HDA(High Definition Audio)」が搭載されているため、普通に音楽や効果音を楽しむ分には問題ないですね。
HDAの仕組みを簡単に説明すると、以下のとおりです。
- マザーボードのチップセット内に内蔵されてたHDAコントローラー(サウンドコントローラー)で音データをデジタル処理
- デジタル処理された音データを、HDAコントローラーとデジタル接続されたコーデックチップセットでアナログ出力する
- 各種端子から音データが出力される
以前はマザーボード上のサウンド処理にノイズが混ざるために音質が良くなかったのですが、近年はマザーボード回路上でサウンド関連の部分を別領域で作っており、ノイズが低減するように工夫されています。
このため、サウンドボードやUSB DACを追加しなくても、ある程度の音質は保証されることが多いのです。
しかし、これはマザーボードのグレードによるため、廉価版のマザーボードでは音があまり良くないこともあります。こうした場合は、サウンドボードやUSB DACで音質を改善する方法がおすすめです。
サウンドボードとUSB DACのメリットとデメリット
では、サウンドボードとUSB DACのメリットとデメリットを列挙して比較してみます。
サウンドボード
サウンドボードのメリット
サウンドボードのメリットは、内蔵できるためにPCまわりがすっきりとすることでしょうね。見た目は完全にサウンドボードに軍配があがります。
また、サウンドボードに搭載されているチップの処理性能が高いために、音質が良く表現力が高いです。さらに、サラウンド対応製品の選択肢が多いことも魅力でしょう。
サウンドボードのデメリット
サウンドボードはPCIスロットに装着するものが大半ですが、内蔵機器ゆえに他のパーツのノイズが乗ってしまうことがあります。
また、PCIスロットに追加するため、自然と背面出力になるわけですが、あまりにも背面出力が増えるとケーブルが絡みあったり配線が難しくなったりといった弊害も起きます。ちょっと配線には工夫が必要ですね。
USB DAC
USB DACのメリット
USB DACのメリットは、PCの外に処理ソースを持ってくるためにノイズが乗りにくい点です。どのようなPCでもある程度のクリアさが確保されます。
また、配線の自由度も高く、PC本体が変更されても使いまわせるといった手軽さが魅力です。
USB DACのデメリット
端的に言うと「かさばる」点がデメリットでしょうか。やはり内蔵できないということは、スペース上のデメリットですね。
また、内蔵型のサウンドボードに比べると処理性能が落ちることが多く、音質や表現力が物足りなく感じる方もいるようです。
同程度の性能でコスパ比較なら?
同程度の音質・表現が欲しい場合にサウンドボードとUSB DACのどちらが良いか?と問われると「サウンドボード」と答えると思います。
内蔵型のほうが安く、性能が良いことが多いですね。ただし、入出力端子の豊富さや利便性を考えるとUSB DACに軍配が上がるでしょう。
手軽につけかえたり、アンプと併用したいならばUSB DAC、コスパ重視で音を追求したいならばサウンドボード、と言えそうです。