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「REALFORCE」の凄さを整理してみる

   

ゲーミングキーボードの種類がどんどん増えていますが、やはり主流は「メカニカル方式」ですよね。

しかし、静電容量無接点方式という独自の仕組みをもって我が道を行く高級キーボード「REALFORCE」の存在を忘れてはいけません。

先日、久しぶりにREALFORCEを触ったので、改めてそのすごさをまとめてみたいと思います。

REALFORCEの基本情報をおさらい

REALFORCEは東プレが発売しているキーボードで、もともと一般向けに市販されていませんでした。

東プレは金融機関や官公庁などの業務で使用されるキーボードを供給するメーカーであり、いわば「BtoB専業」のメーカーだったのです。

銀行窓口でのシェアは実に7割にのぼるとされており、信頼性と操作性の高さは、厳しい要求の中で鍛えられたものといえるでしょう。

この業務利用を想定したキーボードを、そのまま市販したのがREALFORCEの始まりです。

東プレスイッチ(静電容量無接点方式)を搭載

REALFORCEといえば、東プレが誇る独自のスイッチ「東プレスイッチ」が最大の特徴です。東プレスイッチには、静電容量無接点方式という独特な機構が採用されています。

静電容量無接点方式は、一般的なメカニカルスイッチとは異なり、電極と回路が接触しません。一定の距離に電極が近づけば回路が認識し、キー入力が発生するという仕組み。

物理的に接触しないので耐久性や信頼性が高いのだそうです。

各種調整機能がすごい

私が触ったのは「R3 Keyboard」というシリーズのハイブリッドモデル(テンキーレス)です。久しぶりにREALFORCEを触りましたが、率直な感想は「調整機能が進化しているな」でした。

具体的には、

  • Bluetooth 5.0 & 有線接続でPC以外のデバイスにも同時に接続できる(最大4つのデバイスとマルチペアリングが可能)
  • USBキーボードとしても利用可能
  • アクチュエーションポイント(キー入力が発生し始めるポイント)を4段階(0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mm)に調節できる。しかもキー単位で別々に設定可能

といったもので、特に感動したのはアクチュエーションポイントの調整機能ですね。押しにくいキーは浅めに、力を入れやすいキーは深めに設定できるので、小指や薬指が疲れにくいです。

もともとREALFORCEは、キー荷重を45・30・変荷重の3タイプから選べましたが、アクチュエーションポイント調整ができることでさらにカスタマイズの幅が広がったと思います。

ちなみにアクチュエーションポイントを変えられるのは「APC機能(アクチュエーションポイントチェンジャー機能)」を持つモデルのみ。R3シリーズ以降には搭載されているそうなので、買うならこの世代を狙うべきですね。

基本機能はもちろん最高品質

また、打鍵感や耐久性も一級品です。打鍵感はメカニカルよりもシームレスですが、静かで反応がよく、それでいてしっかり「打っている感」もあります。

表現が難しいのですが、クリック感はないけれどもスコッと落ちていく感覚はあるので、一度は体験してみてほしいですね。公式サイトでは「ソフトタクタイルフィーリング」という表現を使っています。

また、スイッチ寿命も1億回以上あり、メカニカルキーボードの平均(5000万程度)を大きく上回っています。本体がやや重い(1.3~1.5kg)ことを除けば、弱点らしい弱点がないですね。

安くはないが決して「割高」ではない

私が触った「R3 KEYBOARD/R3HD11」は、約35000円。ハイブリッドモデルなので高めですが、価格以上の価値は十分にあると思います。

もっとも、最近は高額なゲーミングキーボードが増えたので、以前ほど高い印象はないのですが……。ゲーム用途を含めた万能・高品質なキーボードを求めるならば、最高の1台に数えられることは間違いないですね。

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