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SSDの種類(SLC、MCL、TCL、QCL)
昔は高価だったSSDも、最近では安価になり入手しやすくなってきました。そんなSSDにもいろんな種類があるんです。
レベルセル
通販サイトなどでSSDを検索してみると、製品情報に「TLC採用」や「MLC」などの文字を見つけることが出来ると思います。
TLCとは「レベルセル」の1つです。
SSDには2017年9月時点で
- SLC(シングルレベルセル)
- MLC(マルチレベルセル)
- TLC(トリプルレベルセル)
- QLC(クアッドレベルセル)
の4つのレベルセルがあります。
1つのセルに1ビットの情報を格納するのがSLC、2ビットならMLC…と1セルに何ビットのデータを格納するかでレベルが分かれています。レベルが上がるほど、1セルに格納出来るデータが多くなるので、大容量でも価格が下がるのがメリットです。
現在はTLCが主流になっており、MLCまでしかなかった頃に比べると一気に値下がりしました。QLCはまだ製造はされていない規格ですが、開始されればSSDの価格はさらに下がると思われます。
デメリットは寿命の低下
レベルセルですが、はレベルが上がるほど低価格で大容量になります。しかし、その分耐久性が下がるというデメリットも存在します。
一般ユーザー向けに販売されているのは主にMLCとTLCの2種類ですが、MLCは約10,000回の書き換え可能回数に比べてTLCは半分の5,000回にまで低下してしまいます。
また、MLCはTLCよりも歴史が長いため、コントローラーや接続するマザーボードも安定しています。
このため、書き込み頻度が高いOS用のドライブには、高価でも寿命が長い安定したMLCを選択する人も多くいます。OS用に限定すれば128GB程度の容量でも不足する可能性は低いので、そこまで高価にならずに済むので、不安な方には良い選択だと思います。
デメリットを心配しすぎる必要はない
TLCは確かにMLCに比べて高寿命・高安定とは言えませんが、個人的には過剰に心配する必要はないと思います。
登場して間もない頃はOSやマザーボードが十分に対応出来ていなかったこともあり、突然の故障やプチフリーズ(SSDへの電力供給が瞬間的に途絶えることで、短時間のフリーズを起こす)といった問題もありましたが、今では十分に対応・対策がなされているので一般的な用途においてはそれほど心配する必要はありません。