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普段使いに最適なのはどっち?Core i5 vs Ryzen 5
次々に最新CPUが発表されるものの、普段使いにはそこまで高性能なCPUは必要ありません。多くの人は、コスパ重視で必要十分な性能を望んでいますよね。そこで今回は、ゲームを含めた「普段使い」に適したCPUに注目してみます。
CPU業界の2台巨頭であるインテルとAMDから、コスパ重視で使いやすいCPUを選び、比較してみましょう。
狙い目は「Core i5」&「Ryzen 5」
インテル、AMD両社ともに「ミドルレンジクラス」にはかなり力を入れています。インテルならば「Core i5」、AMDならば「Ryzen 5」ですね。2018年12月時点ならば、特に以下の2製品がコスパ良好といえます。
Core i5 8400
- 第8世代(Coffee Lake)CPU
- 6コア6スレッド、2.8~4GHz動作
- TDP65W
- 内蔵GPUとして「インテル UHD グラフィックス 630」を含む
Ryzen 5 2400G
- 第2世代「zen」+「Vega」
- 4コア8スレッド、3.6GHz~3.9GHz動作
- TDP65W
- 内蔵GPUとして「Radeon RX Vega 11 Graphics」を含む
どちらも「そこそこのCPU」+「ゲーム以外ではほぼストレス無しのGPU」で構成されており、PCのコストパフォーマンスを大きく上げてくれる1品です。
ミドルレンジでコスパ重視といえば、事実上この2製品に絞っても良いでしょう。では、一体どちらが普段使いにより適しているのでしょうか。
Core i5 8400vsRyzen 5 2400Gの比較
今回は以下の4項目で2つのCPUを比較してみます。
1.拡張性
将来的にGPUをアップグレードしたいというのであれば、Core i5 8400のほうが有利です。純粋なCPU性能で勝り、ハイエンドGPUと組み合わせてもボトルネックになりにくいからです。
2.コストパフォーマンス
普段使いを「ブラウジング、SNS、動画、メール、事務作業」と考えると、8000円安いRyzen 5 2400Gに軍配が上がるでしょう。低負荷時のマルチタスクではCPU性能の差が殆ど感じられないからです。
3.万能性
「軽作業+ゲーム+簡単な動画作成」を万遍無くこなすのはRyzen 5 2400Gです。Ryzen 5 2400Gは「APU」であり、グラフィック処理能力が高いという特長を持っています。
4.ゲーム用途
3と同じ理由で、Ryzen 5 2400Gに軍配があがります。実際にドラクエ10やFF14では、Core i5 8400比で2倍~2.5倍のスコアを叩き出しています。
以上、4つの視点で比較すると、拡張性以外は「Ryzen 5 2400G」が有利と言えます。Ryzen搭載パソコンは「ドスパラでおすすめのRyzen搭載BTOパソコン」の記事でまとめています。
RTXシリーズまで考えるならCore i5 8400も視野
ただし、今回の比較はあくまでも「CPU(APU)単体」としての結果です。CPU+GPUとして考えたときは、RTXシリーズとも共存できるCore i5 8400のほうが有望でしょう。
Ryzen 5 2400Gは、単体での万能性を追求したCPUですから、ハイエンドGPUを活かせるほどの性能があるかといえば微妙なところです。
もし私が今後RTX2070以上の購入を予定しているなら、迷わずCore i5 8400を購入しますね。
CPUを購入する時には、「単体として使い続けるか」「GPUの購入予定があるか」で評価が変わることを覚えておいてください。