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ホームネットワークを様々な脅威から守るDiXiM Security

   

フィッシング被害や不正アクセス被害は増加傾向にあり、日本を標的にした攻撃も年々増え続けています。UTMなどセキュリティ強化している国内企業でもサイバー被害は発生しており、一般家庭でもセキュリティ対策の必要がある時代になってきました。

しかし個人ユーザーがUTMや高性能ファイヤーウォールなどを導入するにはあまりにもコストと維持費が掛かりすぎます。そこで一般家庭向けにホームネットワークを保護する製品が登場しており、DLNAなどホームネットワーク製品を多くリリースしているDiXiMからもルーター搭載型セキュリティソフトウェアが登場しました。

今回は、ホームネットワークを様々な脅威から守るDiXiM Securityについてご紹介します。

BuffaloやIO DATA製のルーターに内蔵される形でDiXiM Securityは提供される

DiXiM Securityは単独では販売されず、既存のルーターに組み込まれた形で販売されています。ユーザーはDiXiM Security搭載製品を購入することで入手可能であり、競合製品のTrend Micro AiProtectionと同様です。

ルーターはBuffaloやIO DATAから発売されており、ユーザーは好みの製品を選ぶことが可能ですが、2021年8月時点ではASUSやTP-Linkといった海外メーカーではDiXiM Security搭載製品はリリースされていません。

国内向けセキュリティデータベースとKasperskyのデータベース連携であらゆる脅威に対抗

DiXiM Securityは国立研究開発法人情報通信研究機構とセキュリティベンダーのKasperskyが提供する悪用URLリストと連携しており、フィッシングなどの被害を効果的にブロックする機能があります。

なお子供向けのフィルタリング機能も兼ねており、年齢や用途に応じて細かく調整も可能です。他にもホームネットワーク内のパケットを監視し、ウイルスを駆除・通信の遮断も行います。

2年目以降は別途2,970円の年間契約が必要

DiXiM Securityの初年度ライセンス料はルーター本体に含まれており、ユーザーは2年目以降のライセンス料を支払うことで使用を継続できます。

ライセンス料は2,970円となっており、ASUS製ルーターなら競合製品のTrend Micro AiProtectionを無償で何年も使えることを考えるとやや高めの価格設定と言えます。

しかも機能面でDiXiM SecurityとTrend Micro AiProtectionの差は少なく、KasperskyのデータベースとTrend Microのデータベース内容や更新頻度の違いぐらいしかありません。

まとめ

DiXiM Securityはホームネットワーク向けにTrend Micro AiProtectionがある程度普及した後に登場した後発製品ですが、採用ルーターは少ない傾向にあります

。その理由として、Kasperskyのデータベース連携はメリットですが、他の機能は他社製品とほぼ同等であることが考えられ、わざわざDiXiM Securityを選ぶ理由がないというのが実情です。

もし購入したルーターにDiXiM Securityが搭載されていれば最初の一年間だけ試し、検出数やブロック実績数を元に継続の検討をおすすめします。

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