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「サポート切れOS」をオンラインで使い続けることのリスクとは

   

Windows10のサポート期限が2025年10月14日に迫っています。サポート期限後は、セキュリティ更新プログラムの提供がなくなるほか、定期的なアップデートも受け取れません。

しかし、まだまだWindows10を使い続けている方が多い印象です。そこで今回は、「サポートが切れたOSを使い続けることのリスク」をまとめてみました。

サポート切れOSを使い続けることのリスク一覧

早速、サポート期限切れのOSを使うことのリスクを見ていきましょう。

互換性の問題

まずは互換性の問題です。サポート期限を迎えると、アプリやドライバが急速に新しいOS向けに代わっていきます。その結果、さまざまなリスクが表面化します。

アプリケーションの非互換

OSの新しいバージョンに対応することで、既存のソフトウェアやドライバが動作しなくなる可能性があります。

特に、古いアプリケーションや独自仕様のドライバはアップデート後に動作しない可能性が高いです。個人的にはサポート期限を迎えてから半年~1年ほどで徐々に対応しなくなるイメージですね。

また、プリンタやWebカメラ、外付けのUSB機器など周辺機器の互換性が損なわれるリスクもあります。

ハードウェアの非対応

サポートが切れたOSは特定のハードウェア構成をサポートしない場合もあります。特に古いPCや周辺機器では、アップデートによりハードウェアが正常に動作しないリスクがあります。

現在はそれほど重大なリスクではないのですが、やはりサポート期限を迎えてから2~3年ほどで非対応のハードウェアが出てきますね。

システムの安定性やパフォーマンス低下

こちらは結構重大な問題です。サポート期限切れのOSを使うことで、安定性やパフォーマンスの低下が発生します。

バグや不具合が放置される

OSには「完成」というものがありません。膨大な機能とコードで構成されており、必ず何らかの不具合を含みます。

この不具合を徐々につぶしていくのがアップデートなのですが、サポートが切れるとアップデートが提供されません。

つまり、未修正の不具合やバグは放置されるので、システムが不安定なまま使い続けることになります。システムクラッシュや一部機能の停止が発生しても、解決するすべがないのです。

動作の遅延

サポートが切れたままアプリやドライバだけがアップデートされていくと、PCののパフォーマンスが低下することもあります。

新しいOSをベースに作られたアプリであれば、「インストールはできるが、動作がぎこちない」「UIが崩れる」といった事象もあるでしょう。

セキュリティリスク

そして最も重大なリスクは「セキュリティ面」にあります。

サポート期限切れOSを狙うウィルスやマルウェアの存在

OSの世代交代が行われる時期になると、必ずと言って良いほど「サポート期限切れのOSを狙ったウィルスやマルウェア」が登場します。

悪意のあるハッカー達は、「サポート期限切れのOSを使い続ける人が一定数存在すること」を知っているのです。そして、OSの脆弱性はサポートが切れるまでに全て見つかるわけではありません。

つまりサポートが切れたOSであっても「未知の脆弱性」は存在するのです。アップデートを受けられない状態で未知の脆弱性が発覚すると、セキュリティリスクは著しく増大します。

オフラインかつスタンドアロンならばリスクは小さいが…

ちなみに、私の友人の中に、いまだにWindows XPやWindows 7を使い続けている方がいます。ただし彼らは「オフライン」かつ「外部ストレージやNASと接続していない状態」で使用しています。

この状態であればセキュリティリスクは小さいでしょうね。しかし特定の業務や作業に特化したPCとして使っているので、ゲームやブラウジングは一切おこないません。

業務用アプリの中には特定のOSにしか対応していないものもあるので、仕方なく使っているというイメージですね。こうした使い方はイレギュラーなものだと理解しておきましょう。

ゲーム用途ならば外部とのデータのやり取りも多いですし、サポートが切れる前に必ず新しいOSに移行しておきましょう。

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