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ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

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ゲームから映画鑑賞までこなす小型パワフルなPC「NUC」

   

mini-ITXを採用した小型PCが人気ですが、NUCという超小型PCをご存じでしょうか。数年前からIntelが力を入れている分野で、HTPCや軽作業用PCとして使われてきました。

しかし、小型高性能化するPCパーツの恩恵を受け、このNUCがゲーミングPCとしても再注目されているのです。

NUC(ナック)とは何か?

NUC(ナック)は「Next Unit of Computing」の頭文字をとった略称で、2012年に本格デビューした超小型PC規格です。Intelが推進しており、てのひら~弁当箱サイズの超小型PCという宣伝文句が話題になりました。

しかしNUCの宣伝文句は、決して誇張ではありません。4インチ四方(約10センチ四方)の超小型PC用規格で、17センチ四方のmini-ITXに比べてもおよそ半分といった大きさ。

厳密には101.6ミリ四方で、ケース部分を考えると12センチ四方程度になることもありますが、それでも驚くべき小ささです。成人男性の手が指先から手首まで18センチ~19センチ程度と考えると、やはりてのひらに収まってしまうわけですから。

この小さな筐体を活かし、液晶ディスプレイの裏面にドッキングさせたり、車載PCとして活用したりと、超小型ならではの使い方できます。ただし、これまでのNUCはどうしても処理能力が低くなりがちで、ゲーミングPCとして有望とはいえませんでした。

しかし、KBL-GやRyzen mobileといったモバイル向けCPUの進化で、NUCがゲーミングPCに大化けする可能性が出ているのです。

超低電圧CPUの進化がNUCを押し上げる

IntelのNUC製品を見ていくと、第7世代Core iシリーズに2.5インチSSD、M.2SSDが搭載可能で、ミドルレンジクラスの性能は既に実現できています。ただし、ここで問題になるのがグラフィック性能です。CPUの内蔵グラフィックに描画性能を依存するNUCは、ゲーミングPCとしてみるとどうしても非力。

でもCore i7-8550Uのような新世代のモバイル向けCPU、Ryzen 5 2500Uを始めとしたAMDの新APU「Ryzen mobile」、さらにはCPUとGPUをひとつのパッケージにおさめる「KBL-G」の登場でこれが解消されるかもしれません。

既にブラウザゲームや軽めのMMORPGの一部は、APUや内蔵グラフィックで十分なほどですから、NUCもゲーミングPCになる可能性は大いにあります。

ドスパラの独自NUC「Diginnos Mini NUCシリーズ」

大手BTOショップの一角であるドスパラでは、既に独自のNUCブランド「Diginnos Mini NUCシリーズ」を持っていて、超小型NUCを販売しています。

2018年1月時点では第6世代CPUを中心としたラインナップですが、モバイル向け超低電圧版CPU、APUの進化によって新製品が登場するかもしれません。個人的には2018年中にDiginnos Mini NUCシリーズが刷新されるのではないかと考えています。

既にIntelでは十分なグラフィック性能をもったKBL-G採用のNUC「NUC8i7HVK、NUC8i7HNK」などを発表しており、NUCは着実にゲーミングPCとして進化しているのです。

今後は大型のPCを買う必要すらなく、超小型のNUCでゲームをプレイできる日がくるかもしれませんね。てのひらサイズでノートPCよりも持ち運びが楽ですから、いつでも自分のプレイ環境を持って移動できるようになります。ドスパラには他にも小型PCがあり「ドスパラの省スペースなおすすめ小型PC」で紹介しています。

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