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NEC製レーザープリンターと富士ゼロックスの関係
プリンターは本体を価格を下げて多く販売し、インクなどの消耗品で利益を上げるビジネスモデルであり各メーカーがしのぎを削っています。一般にはプリンターメーカーとしての印象が薄いNECもかつては家庭向けにインクジェットプリンターを販売していました。
しかし他メーカーが自社開発でリリースしていたのに対し、NECはヒューレットパッカード製のOEM品をそのまま販売してました。結果的にNECはインクジェットプリンターから撤退はしたものの、レーザープリンターは現在も他社のOEM供給を受けて商品展開を続けています。
そこで今回はNEC製レーザープリンターと富士ゼロックスの関係についてご紹介します。
個人ユーザーにもコンパクトで印字が綺麗なレーザープリンターが人気
レーザープリンターは年々小型化と低価格化が進んでおり個人ユーザーにも普及が進んでいます。レーザープリンターは文字が鮮明に印字されるため好むユーザーも多く、特殊なラベル印刷や光沢紙が扱えないというデメリットはありますが、一度購入すれば非常に長く使い続けることが可能です。
トナーなどの消耗品はひとつひとつが高価ですが、数千枚の印刷が可能なため、一枚当たりのコストで考えればヘッドクリーニングで大量のインクを消耗するインクジェットよりも優秀です。
NECブランドのレーザープリンターは富士ゼロックス製OEM
現在NECのブランドで販売されているレーザープリンターは全て富士ゼロックス製のOEM品になっています。本体カラーが一部変更されている他は富士ゼロックスの仕様に準じており、最上位モデルを中心にNECブランドで販売されています。
一般的にOEM品は割高か供給元と同じ流通価格になりがちですが、NECブランドの方が安い傾向にあります。
富士ゼロックスならではの高耐久性と高機能が低価格で手に入る
富士ゼロックスはプリンターメーカーの老舗であり、高い信頼性と多機能性で定評のあるメーカーです。レーザープリンターは廃棄時に処分費用や運送コストがかかることも多く、買い換えサイクルを延長する上でも富士ゼロックスが選ばれるケースは珍しくありません。
そのメーカーの製品がNECブランドであるだけで安く購入でき、保証期間も富士ゼロックスなら6ヶ月のところNECブランドなら1年間と長くなっています。
トナーなどの消耗品は同じ形状だが識別回路で正しく認識できず共有できない
メーカーはプリンターの消耗品で利益を出さねばならないため、OEM品であっても他社製の消耗品は使えません。富士ゼロックスとNECブランドでそれぞれトナーの形状や見た目は全く同じですが、プリンター本体と接続するトナー側の回路がメーカーを識別する関係で消耗品は共通化されていません。
しかし、幸いなことにNECブランドのトナーや消耗品も富士ゼロックス製品より安価に流通しており、ランニングコストも優秀です。
まとめ
OEM供給元の富士ゼロックスよりもラインナップは少ないですが、安価かつ妥協したくないならNECブランドのレーザープリンターは最有力候補と言えます。
耐久性や故障率の低さも富士ゼロックスなら気にすることなく使用でき、レーザープリンターを既に使っているユーザーはもちろん初めてレーザープリンターを購入するユーザーにもNECブランドのレーザープリンターはお勧めです。