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USB内の削除済みデータを復旧できる無料ツール
PCを長年使っていると、「削除してはいけないデータを消してしまった」というトラブルを経験しますよね。私も過去に何度か経験しました。
PC内のデータならばごみ箱から復活できるわけですが、USBメモリ内のデータはそうもいきません。そこで、USBメモリ内のデータを復活できる無料ツールを紹介します。
非常にきついUSBメモリ内の誤削除
USBメモリはデータの持ち運びにとても便利なツールで、その性能も年々高くなっています。大容量/低価格が当たり前になっていて、USBメモリ無しでは生活できないという人もいるほど。
それだけに誤ってデータを削除した時の衝撃はすさまじいものがあります。USBメモリ内で削除したデータはゴミ箱に移動されずに即消去になるため、気が付いた時には取り返しのつかないことに…。
そこで復活用のツールを探す羽目になるのですが、これが結構お高い。また、すぐに使えるものの少なく、実はPCライフの鬼門だったりするのです。
しかし、先日何気なくネットでリサーチしていると、USBメモリ用のデータ復活ツールを見つけました。しかもMicrosoft社がリリースしている無料のものです。
Microsoft謹製の無料ファイル復活ツール「winfr」
Microsoftストアでは、無料のファイルリカバリーツール「Windows file Recovery(winfr)」を無償で提供しています。
ただし、無償だけあってワンクリックで使えるような代物ではなく、コマンドライン操作が基本です。
使い方は以下のとおり。
1. Microsoftストアからwinfrをダウンロード
(https://apps.microsoft.com/store/detail/windows-file-recovery/9N26S50LN705?hl=ja-jp&gl=jp)
2. ツールから許可を求められたら「はい」を選択
3. コマンドプロンプトが起動するので、winfr 「復活させたいUSBメモリ内のドライブ名」: 「記録先のドライブ名」: /signature と入力。
復活させたUSBメモリ内のドライブ名とは、間違えて消してしまったファイルがあったドライブ名。通常は「e」や「f」が割り当てられます。
また、記録先のドライブ名は、誤って削除したデータを復元して書き込むための場所で、これはDなどにしておけばよいでしょう。末尾の/signatureは、FAT32でフォーマットされたドライブに対するオプションなのでそのままでOKです。
例えばUSBメモリ(eドライブ)内のファイルを誤って削除してしまい、これをPC本体のDドライブに復活させたい場合は
winfr e: d: /signature
という具合に入力します。
ちなみに構文の記載方法についてはMicrosoft社公式サイトでも説明していますので、興味があればチェックしてみてください。
文書、メディアファイルが復活対象
この無料ツールで復活できるのは、Word・Excel・PDFなどの文書ファイルと、MP3やMP4などのメディアファイルです。
これ以外の形式のデータに関してはサポートの対象外ですが、復元対象のファイル形式を知りたい場合は「winfr /#」で表示させることができます。
コマンドライン操作が必要とは言え、無料のUSBメモリデータ復活ツールとしては結構優秀なので、いつでも使えるようにしておきたいですね。