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4Kゲーミングモニターを使うときに注意すべき点
4Kゲーミングモニターがどんどん身近になっていますよね。ゲーミングギアメーカーもどんどん独自のモニターを開発し、選択肢が増えました。
ただし、フルHDから4K環境に移行すると、大抵の人は「なんだか思ったより使いにくい」と感じるようです。知人や家族からも同じような内容の相談がありました。
本来なら大幅にスペックアップして快適さが増しているはずなのですが、実は4K環境は「なじみにくい」のです。そこで、4Kゲーミングモニターを使うときに注意すべき点を紹介します。
4K環境への移行で必ず見直すべき点
フルHD環境から4Kゲーミングモニターへの移行では、以下2つの点を必ず見直すようにしましょう。
スケーリング
スケーリングは、文字やアイコンの大きさを変えるための機能です。
スケーリングを調整しないまま4Kゲーミングモニターに移行すると、「視野は広いが文字やアイコンが小さい」という状況に陥ります。
そこで、一般的な27型のフルHDモニターから4Kゲーミングモニターに移行した場合は、スケーリングを「150%」程度に変更するのがおすすめ。
設定方法は、Windows11ならば
・設定→システム→ディスプレイ→拡大縮小
で行うことができます。ちなみに同じ画面に解像度の変更設定もあるので、必要に応じて設定しなおしてみてください。
また、スケーリングを変更すると表示領域も変わります。27型の4Kゲーミングモニターで150%にした場合、表示領域はWQHD相当になってしまうので、同じサイズのフルHD環境より少し広いくらいになりますね。
そのため、4Kゲーミングモニターを選ぶなら「今使っているインチサイズの2~3ランク上」を目安にすることが重要なポイントです。
スケーリングで文字を拡大かつ表示領域が狭くなることを想定して、あらかじめ余裕を持ったインチサイズを選ぶわけですね。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは1秒間に画面が更新される回数を示したもの。リフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな動きが再現されるため、ゲーム環境では非常に重要な項目です。
一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hz(1秒間に60回更新)から75Hzですが、ゲーミングモニターは100~140Hz程度のものが多いです。
Windows11では、標準のリフレッシュレートが60Hzに設定されているので、ゲーミングモニターの性能に合わせて変更していきましょう。
設定方法は、
・設定→システム→ディスプレイ→ディスプレイの詳細設定
にあるリフレッシュレートの項目を変更するだけです。モニターによって変更できる数値が決まっているので、任意の値を選べば設定完了となります。
必要に応じてHDR設定も見直そう
Windows10からOS側でHDRの設定も行えるようになりました。HDRとは「ハイダイナミックレンジ」の略称で、高い輝度幅を持つ技術の総称です。
従来のSDRよりも色の表現が豊かで、明暗もしっかり識別できるのがポイント。4KゲーミングモニターはHDR対応のものが増えていますので、OS側でも設定しておきましょう。
設定方法は、
・設定→システム→ディスプレイ→HDRを使用するをオン
で完了します。Windows10までのHDR設定は、画面全体が白みがかってしまうという弱点がありましたが、Windows11ではかなり改善されています。
自然に色の調整を行ってくれるので、非常に使いやすくなりましたね。白みがかる現象も起こりません。ちなみに、HDR設定をオンにしてもゲームのパフォーマンスはほとんど落ちないので、常時オンでも良いと思います。
4Kゲーミングモニターは設定次第で使い勝手が変化する
このように4Kゲーミングモニターでは、いくつかの設定を変えることで使い勝手がぐっと良くなります。
まったく設定を変更しないままですと、通常のモニターと大差ない使い勝手になりますので、必ず見直すようにしましょう。