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ゲーム用限定ならアリ?激安SSD「サンイースト」
M.2 SSDの登場で通常のSATA SSDがどんどん安くなっていますよね。CPUもグラボも値上がり傾向のなかで、SSDが安くなっていくのは本当に助かります。
今回紹介する激安SSD「サンイースト」も、SATA SSDの低価格を後押しするメーカーのひとつです。ゲーム用途に限定するのならば、検討する価値はあると思いますよ。
サンイーストとは?
サンイースト(SUNEAST)とは、大阪に本社がある日本の半導体メーカーです。正式な企業名は「株式会社 旭東エレクトロニクス」であり、そのブランド名がサンイースト、というイメージですね。
設立は2017年で従業員数は12名と、半導体メーカーとしてはかなりこじんまりしています。BTOパソコンメーカーに向けてパーツのOEM供給も行っているようなので、実はけっこういろんな場所でサンイースト製品に触れているかもしれませんね。
サンイーストが販売している製品は以下の通りです。
- 内蔵型SSD
- 外付けストレージ
- メインメモリモジュール(リテール用、組み込み用)
- ウェブカメラ
- USBメモリやSDカードなど記憶媒体
サンイーストのSSDはどれくらい安い?
さて、このサンイーストですが、ネットの一部で「SSDが激安」ということで評判になっています。国内のメーカーで激安といえば、キオクシアなどが思い浮かびますが、サンイーストはキオクシアを凌ぐレベルかもしれません。
具体的にどの程度安いかといえば、SATA SSDが以下のような価格で販売されています。
・SSD 2TB 内蔵 2.5インチ 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 3年保証 サンイースト SE90025ST-02TB…約1万円(日によって変動あり)
・SUNEAST 内蔵SSD 1TB 2.5インチ 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 3年保証 サンイースト SE90025ST-01TB…約6000円
・SUNEAST 2TB NVMe SSD PCIe Gen 4.0×4 with DRAM搭載(最大読込: 7,000MB/s 最大書き:6,500MB/s)…約16000円
SATA SSDならば大体1TBあたり5000~6000円です。これについては他社よりも少し安いといった程度でしょうか。
特筆すべきはNVMe SSDの安さ。7000MB/sでPCIe Gen4対応の2TBモデルが約16000円です。同スペックの他社製品と比べると半額に近いので、価格だけを見るとかなりコスパが高そうですね。
キャッシュがなくなると速度が落ちるらしいが…?
サンイーストのSSDは、いわゆる「キャッシュ切れ」を起こしてしまい、大容量ファイルの書き込みで速度低下が起こるとの報告があります。
大容量ファイルのシーケンシャルライトで速度低下が起こるのは、キャッシュが切れたことで起こる事象なので、何もサンイースト製品に限ったことではありません。
しかし容量当たりの単価が安いということの裏には、こうしたデメリットもあると理解しておきましょう。
また、日本国内に本社があるものの、中身は結構典型的な「中華SSD」のようです。この点は、純国産をうたうキオクシアと明確に違います。
品質面ではまだ少し不安があるようですね。耐久性についても公式サイトのTBWとは違う結果が得られたとの報告があり、大事なデータの保管には向かないかもしれません。
とはいえ、価格はかなり安いので、ゲーム用途限定のストレージとしてはアリなんじゃないでしょうか。実は私もサブマシン用にSATA SSDを購入して稼働していますが、今のところ不具合はありません。(4か月ほど使用)
大きな動画ファイルのコピーなどを行わなければ、そこそこ快適に使えると思います。