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CD音源の正確さをチェックできるAccurateRip
ストリーミング再生が主流な現在も公式にデジタル化されていない楽曲は多く、CD音源からMP3などを作成するリッピングが一般的に行われ続けています。
しかし、CDは記録面のキズやホコリなど外的要因により読み取れるデータに差が生じます。その為、正常にリッピング出来たかどうかは実際に再生して聞くまで分からず、大量にリッピングを行う際はチェック作業にも膨大な時間を要しました。
そこで今回は、CD音源の正確さをチェックできるAccurateRipについてご紹介します。
CDはキズやホコリなど読み取り出来ない場合はデータが補正されるが正しいデータとは限らない
CDは記録面が露出しているため、扱い方や保管状況次第では大量の小傷や皮脂汚れなどが付いています。リッピングの際は読み取りエラーが出ると複数回の再読み取りを繰り返し、エラー補正を行います。
基本的にはこのエラー補正結果は、オリジナルデータに限りなく近く再生しても違和感がないことがほとんどですが、上手く補正できないこともあります。
その場合はノイズとして記録され、CDからリッピングしてデジタル化し大元のCDを処分したい場合には厄介な存在となります。そのため、ユーザーは手元のリッピングデータが本当のオリジナルデータと同一なのか知る必要が出てきます。
リッピング結果を他ユーザーのリッピングデータと比較し正確にチェック
AccurateRipは世界中のユーザーがリッピングしたあらゆる楽曲のデータからハッシュ値を生成し、比較することでCDからリッピングしたデータの正確性・オリジナルデータと同一かどうかを判定してくれるサービスです。
もし完全で欠損のないリッピングデータならハッシュ値が同じなためオリジナルデータと同一と教えてくれます。リッピング自体はエラーがなくともデータ側はオリジナルデータと異なるケースは珍しくなく、ノイズ等がないちゃんとしたリッピングデータが欲しいなら必要不可欠なサービスです。
プラグインやリッピングソフトウェアのひとつの機能として無償利用可能
AccurateRipはリッピングソフトウェア用の追加プラグインや、機能のひとつとして無償利用可能です。オープンソースのリッピングソフトウェアでも対応する場合が多く、これからリッピングを始めるならAccurateRipが使えるかどうかがソフトウェア選びの基準となるでしょう。
なおCDから直接リッピングされたデータしか比較できないため、オンラインでダウンロードしたデータなどはチェックできません。
まとめ
CDからのリッピングは読み取り性能の高い光学ドライブだけでなく、リッピングデータをチェックできるAccurateRipの存在が大きく影響します。
AccurateRipで問題なければ再生チェックは必要なく、AccurateRipで不一致になったトラックだけ再リッピングや再生チェックを行えば大幅な時間短縮に繋がります。
またリッピング結果を保証する目安としても信頼できるので、CDのコンディションが良いか悪いか把握することにも役立ちます。