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違法に販売されているMicrosoft製品のライセンスに要注意

   

ネットオークションやオンラインで販売されている極端に安いMicrosoft製品、プレインストールパソコンは後を絶ちませんがそのほとんどが違法なライセンスです。違法と知っていてもいなくとも購入・使用することは危険ですが、ライセンスや製品の種類を知っていれば使用する前に返品や通報して身を守ることが可能です。そこで今回は、違法に販売されているMicrosoft製品のライセンスについてご紹介します。

大量に出回っている違法ライセンスのほとんどが学生や教育機関向けのライセンス

Microsoftは学生やIT教育支援のため、非常に安価な価格で教育機関向けに提供しており発展途上国の教育機関にも無償提供を多く行っています。Azure Dev Tools for Teaching(旧称Microsoft Imagine、Microsoft DreamSpark)とよばれるこれらのライセンスにはMicrosoft OfficeやWindowsも含まれており、基本的に学生の人数分は無償でライセンス発行が可能です。もちろんMicrosoftと契約した学校に通う学生のみ使用でき、譲渡や販売は禁止されていますがネット上で販売されている違法ライセンスのほとんどがAzure Dev Tools for Teachingです。

Officeのエディションが市販されてないエディションや明記されていない物はNG

違法ライセンス製品はかつてボリュームライセンス品が多かったため、個人のMicrosoftアカウントで登録できずすぐに気付くことが出来ました。しかし、Azure Dev Tools for Teachingで提供される各種ライセンスは学生が卒業後も一定期間は使えるよう配慮されている関係で個人向けMicrosoftアカウントと紐付けが可能です。しかし、一般消費者向けに流通していないOffice Professional Plusであったり、日本で未発売のエディションであることが多く容易に判断可能です。また商品説明ページにOfficeのエディションが明記されていない場合も高確率で違法ライセンスです。

不審に思ったらすぐにMicrosoftサポートへ確認と通報を

もし購入したライセンスが正規品か怪しく感じた際や、確証が持てない際はMicrosoft公式サポートへプロダクトキーの照会を依頼することが可能です。仮に違法ライセンスだとしても認証できてしまうケースが多く、使用した時点でアウトですので認証前・使用前に確認をおすすめします。仕事場などで組織的に違法ライセンスを購入・使用している場合は知的財産権侵害で民事・刑事トラブルに発展するケースもあり、発見次第Microsoft等の窓口へ通報し悪用に関与しないことも大切です。

まとめ

ライセンスは様々なものがあり、それぞれ用途が限定されています。個人利用に限定されているもの・学生に限定されているもの・Microsoftと契約した組織に属する人に限定されているものなどがありライセンス区分を正しく把握することが違法利用撲滅やトラブル予防に繋がります。安易に安さ重視でライセンスを購入せず、利用形態に合った正規ライセンスの購入をおすすめします。

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