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通信帯域が強化されるOCN光「IPoEアドバンス」とは

   

NTTフレッツ網の遅さからIPv6を使うIPoEの普及が進んでおり、従来のPPPoE接続はなくならないもののメリットはほとんどありません。しかし、いくらIPv4通信より高速なIPoE接続といってもプロバイダー側の設定した帯域を超えることは出来ません。

多くの場合、プランにより帯域の優先割り当てがあり一般消費者向けの契約プランは最も少なくなりますが、オンラインゲームなど早ければ早いほど良い利用ケースも多く通信帯域の広さが重要視されて始めています。そこで今回は通信帯域が強化されるOCN光「IPoEアドバンス」についてご紹介します。

高額な法人向け固定IPプラン相当の帯域をオプション契約で一般ユーザーへ解放

これまでOCN内ではトラフィックの多い法人向けプランに通信帯域を多く割り当て、その中でもプロバイダー料金だけで月額1万円を超える固定IPプランが最も帯域幅が広くなっています。

一個人でこれほどの金額負担は容易ではありませんでしたが、既存のプランに税込み1,848円のIPoEアドバンスを追加するだけで他ユーザーよりも通信帯域を増やせるとなると現実に導入しやすくなります。

通信帯域は3倍+WindowsUpdate専用帯域で大幅に増強される

IPoEアドバンスでは一般のIPoE接続ユーザーと比較し、通信帯域は3倍に強化されます。これは高額な法人向けプランとほぼ同等の内容でありながら金額負担は非常に少なくなっています。

さらにWindowsUpdate専用帯域が設けられており、1GBを超えることもあるダウンロードでオンラインゲームのラグが起きる・他のダウンロードが阻害されることもなくなります。

ゲームプレイ以外にも、パソコンやスマホなど接続台数が多い家庭利用ならストリーミング再生が重複しても通信速度に影響が出来にくい等のメリットも大きいです。

IPoEアドバンスの利用条件はOCN光契約

月額1,848円と安価なIPoEアドバンスですが、このオプション契約が出来るのはOCN光という制限があります。もしNTTフレッツ光とOCNの契約を分けている場合はOCN光への乗り換えが必要ですが、個人ユーザーなら契約を分けるメリットはほぼなく大多数のユーザーはOCN光でも支障はありません。

まとめ

これまで高額な法人向けプランだけに解放されてきた帯域幅を割安なオプション契約で利用出来るIPoEアドバンスは、ゲーミングユーザーだけでなくホームユーザーにもメリットの大きいサービスです。

特に夏休みなど長期休暇中はネット回線が混みやすく、ゲームプレイやストリーミング再生に支障が出ることも珍しくありませんでしたが帯域幅が広がればその分、影響を受けにくくなります。

もし特定の時間帯で通信速度低下が起きたり、ネット利用台数が多くて速度不足に陥った際はIPoEアドバンスの検討をおすすめします。

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