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法人向けIntel vPro テクノロジーとは
Intelは法人向けに様々な機能を搭載したハードウェアをリリースしており、vProテクノロジーもそのひとつです。vProテクノロジーはCPUやマザーボードに搭載されており、搭載CPUはパソコン本体に組み込まれた状態で流通しているため個人ユーザーが自作することは出来ません。
しかしvProテクノロジーは豊富な機能と高い安全性を兼ね備えており使いこなせれば非常に便利な機能です。そこで今回は法人向けIntel vPro テクノロジーについてご紹介します。
vProテクノロジーが有効なパソコンには専用のロゴマークが貼られている
vProテクノロジーは複数のハードウェアが動作条件を満たしている構成でしか有効化されません。そのためvProテクノロジーが有効な構成で出荷されるパソコンにはIntel CPUの名称にvProの印字が入ったロゴマークが貼られています。
またvProテクノロジーはXeonやi9、i7、i5といった上位モデルに限定されており、必然的にパソコン本体価格も高い傾向にあります。
vProテクノロジーにはIntel AMTが含まれ遠隔操作で電源操作が安全かつ簡単に行える
Intel AMTは法人向けのパソコン管理機能であり、遠隔操作に関する便利な機能を多数備えています。通常、遠隔操作でパソコンの電源を入れるには有線LANのMACアドレスやIPを確認し、同じネットワーク内からマジックパケットを送信する必要があります。
しかしIntel AMTならIPアドレスさえ分かれば遠隔操作で電源を入れることが可能なため別なルーターに繋がったパソコンからも指示が出すことが可能です。
Wake on LanではなくIntel AMTの機能で電源管理されておりパスワードを設定し第三者が勝手に電源を入れないようにブロックすることも可能です。
BIOS画面やブルースクリーン状態からでも遠隔操作が可能
一般的な遠隔操作はOS上でソフトウェアが起動していることが絶対条件なため、遠隔操作で電源を入れた後にOSが通常起動しなかった場合やブルースクリーンでソフトウェアが停止した状態では一切操作ができません。
しかしIntel AMTはマザーボード側に遠隔操作用のソフトウェアが組み込まれているおかげでパソコンがどんな状態でも遠隔操作が可能になっています。
BIOS設定が可能な上、遠隔操作でISOイメージをマウントし認識させることも出来るのでOSのクリーンインストールも遠隔操作で完結できます。
まとめ
パソコンの前に座ることなくあらゆる操作が遠隔操作で完結できるため、VPNと併用すればソフトウェア的な問題はすべて解決できる環境が構築可能なvProテクノロジーは法人だけでなく個人ユーザーにも有益な機能です。
vProテクノロジー搭載パソコンは割高ですが、強力な遠隔操作機能が無償で使えることを考慮すると妥当な価格と言えるかもしれません。
もし確実に遠隔操作が可能な環境を整えたいならvProテクノロジー搭載パソコンの導入を検討してみることをおすすめします。