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ファイル圧縮のコツについて

   

ファイルをアップロードする際や人に送る際にはファイル容量を削減できるファイル圧縮が一般的ですが、圧縮フォーマットはOS標準で扱えるものもあれば別途ソフトウェアの導入が必要なものもあります。何も考えずにOS標準で対応しているZIPを使うよりも圧縮率を考慮した方法を選べば大幅にファイル容量の節約につなげることも可能です。そこで今回はファイル圧縮のコツについてご紹介します。

圧縮率を優先するなら複数の圧縮フォーマットを試すべき

代表的な圧縮フォーマットはいくつかあり、それぞれ圧縮率の高くなりやすいファイルの種類が異なるため圧縮後のファイルサイズを優先させるなら複数の圧縮フォーマットを試すべきです。画像ファイルは圧縮してもほとんど効果はありませんが、Office系やテキスト・プログラムは圧縮率が高くどんな圧縮フォーマットを選ぶかでファイル容量が大きく差が付きます。さらに1種類の圧縮フォーマットであっても複数のアルゴリズムを選択し、最適な方法を選ぶことでさらに圧縮率を高めることも可能です。

OS標準のファイル圧縮機能は使わずに別途ソフトウェアを導入するべき

ZIPなどOS標準で扱える圧縮フォーマットもありますが、圧縮率や圧縮アルゴリズムの選択ができないため圧縮率は全く期待できません。せっかく圧縮してファイルをやり取りするなら圧縮率が高く、あらゆる圧縮フォーマットを扱える専用のソフトウェアを導入することがお勧めです。代表的なものとしてはLhaplus等があり無償で利用できます。

メールへのファイル添付など容量制限があってもファイル分割という手段がある

メールにファイル添付する場合はメールサーバーの仕様に合わせてファイルサイズを調整する必要があります。仮に5MBが上限の際はメール本文と添付ファイルの容量を計算しなければならず、手動でファイルをより分けて圧縮するという作業が発生します。しかしファイル分割に対応している圧縮フォーマットなら、自動的に指定したファイルサイズごとに分割しながら圧縮してくれるため手間がかかりません。ファイルを受け取る側も添付ファイルをまとめて解凍すればひとつのフォルダに全てのデータが解凍されファイル管理が簡単になるというメリットがあります。

確実にアップロードするならファイル破損チェックが可能な圧縮フォーマットを選ぶ

圧縮フォーマットの中にはアップロードやダウンロード時にファイル破損した場合にユーザーが判断可能な圧縮フォーマットがあります。大容量のファイル圧縮やファイル分割に対応している圧縮フォーマットなら圧縮されたデータとは別にファイルの整合性を確認するためのデータを保持させ、ファイル破損を検出可能です。もしファイル破損に気づくことができなければ原因の特定に時間がかかり、再圧縮と再送信を繰り返すという二度手間も起きてしまうため重要なデータほど圧縮フォーマット選びが大切です。

解凍パスワードは総当たりで突破されやすい

圧縮フォーマットの中には任意のパスワードを設定し、パスワードを知らないユーザーに解凍させないという機能を持つものもあります。しかしハイエンドのCPUやGPUを駆使して総当たりで強引に解析する方法があるため確実性は乏しいと言えます。あくまで第3者に安易に解凍されない効果しかないことは覚えてきましょう。

特殊な圧縮フォーマットは自己解凍させることもできるがファイル添付は難しい

国産のDGCAなど普段聞かない圧縮フォーマットは数多くあり、その中にはZIPよりも優秀なものもあります。しかしいくら優秀な圧縮フォーマットであってもファイルを受け取る側が解凍できなければ意味がありません。特にパソコンスキルがないユーザーは解凍につまずきやすく、特殊な圧縮フォーマットを避けなければならないシーンもあります。しかし圧縮ファイルに解凍用のプログラムを合体させた自己解凍という方法があり、ファイルを受け取ったユーザーがプログラムに従いフォルダを指定するだけで解凍可能です。大変便利な機能ではあるものの、プログラムを直接相手に送ることになりメール添付や一部のアップローダーではブロックされてしまう点には注意が必要です。

まとめ

圧縮フォーマットは種類ごとに様々な機能があり、従来のZIPやLZHよりも高性能なものが続々と開発されています。ファイルを圧縮する際は解凍するユーザーのパソコンスキルやファイルの重要性などを考慮しながら圧縮率の高いフォーマット選びが重要であり、そのためにも専用のソフトウェアを積極的に活用することをおすすめします。

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